ミニアートのフィギュアがひと段落ついたので、コメットの続きをすることにしました。
前回は足回りのウエザリングまで終わっています。
今回は車体のウエザリング作業となります。
▼今回の作業終了写真です。
前回で触れた通り油彩によるスミ入れから進めていきました。
それでは今回の作業を振り返っていくことにします。
▼前回から約2週間が過ぎてしまいました。まずは埃を落として作業を開始します。
▼油彩ローアンバーをターペンタインで薄めてスミ入れをしていきます。
このあとはみ出したローアンバーを綺麗なターペンタインを染み込ませた筆で広げていきました。
▼装備品も同じようにスミ入れ・ウォッシングを済ませておきます。
▼スミ入れ・ウォッシングを済ませたあと、フィルタリングをしていきます。
まずは砲塔から始めました。油彩を点付けしています。
▼今回使った油彩。
チタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、イエローオーカー、ウルトラマリン、ローアンバーはフィルタリングで使用。
オリーブグリーンはチタニウムホワイトと混ぜて防盾カバーのハイライトに使いました。
▼砲塔に点付けした油彩は、綺麗なターペンタインを含んだ筆で側面は上から下へ筆を動かして拭き取り、平面は円を描くようにして広げていきました。
写真は、砲塔のフィルタリングが終わり車体に油彩を点付けした状態です。
▼車体のフィルタリングが終わった状態です。
▼油彩を使って部分的にシャドウとハイライトをし、メリハリを付けていきます。
写真はバーンとアンバーを使ってシャドウを付けていく途中の作業です。
▼筆でつけたバーンとアンバーを平筆で伸ばして車体色に馴染ませていきました。
▼チタニウムホワイトでハイライトを表現します。
こちらもこのあと平筆を使って馴染ませていきました。
▼作業が終わって。こんな感じになりました。
シャドウとハイライトが付いたか付かないか位の状態です。
ハッチおよび乗り込み口付近のエッジには油彩オリーブグリーン+チタニウムホワイトで軽くドライブラシをかけています。
さらにドライバーハッチ、ガンナーハッチ付近のスカート端へもドライブラシをしながらハイライト表現をしています。
▼防盾カバーにハイライトをつけます。
油彩オリーブグリーン+チタニウムホワイトを使ってドライブラシで付けていきました。
この後、くぼみ部分にバーントアンバーでスミ入れしました。
▼OVMの金属部分へ6Bの鉛筆を擦り付けて金属感を出します。
車体前部のエッジにも同じように擦り付けて金属感を出しています。
作業写真はありませんが、車体全体にオリーブグリーン+チタニウムホワイトを使ってドライブラシをかけています。
今回はここまでとなります。次回は装備品を積み込んだあとに全体をチェックし、スミ入れが弱いところ、チッピングの雰囲気などを見て足りないところがあれば追加作業をします。最後にピグメントで車体上部へ埃・泥を乗せれば車体は完成となりそうです。
残りは、戦車兵の塗装、ミニアートのフィギュアのウエザリング作業のみとなりました。やっと完成が見えてきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
>思わず「鉄だ!」って声がでてしまいました(^^;<
戦車モデラーにとって、そう言って頂きとても嬉しいです😄
とても励みになります。これからもよろしくお願いします。
実は今回、タミヤエナメルを少し使ってみたのですが、うまくいきませんでした。なのでその部分の写真はカットです😅
スミ入れ、ウォッシング、フィルタリングなどの作業は、自分には油彩が一番使いやすいです。
少しでも参考になれば嬉しいです。
思わず「鉄だ!」って声がでてしまいました(^^;
工程が進むにつれ情報が足され、表情が変わっていく様子がよく分かりました。そしてカッコイイです!
油彩の使い方を詳しく解説いただきありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。