ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

カネまみれのプロ野球の、末路は…?

2016-03-15 22:43:45 | 思うこと

4人目の賭博関与者が出た巨人で、新たに試合や練習で日常的に金銭授受が行われていた事が発覚した。試合前にベンチ前で円陣を組んた際の声出し役に、勝敗に応じて各選手から「ご祝儀」が集められていたり、練習でエラーした際にも高額の罰金が徴収され、別の選手に支払われていたとの事である。

驚いたのは、昨秋に一連の賭博が発覚した際に日本プロ野球機構(NPB)が調査を始め、これらの金銭授受を把握していながら
「これは賭博ではなく、ゲン担ぎだ」
と球団もNPBも伏せていた事である。騒ぎを抑えるためかもしれないが、このように後から出てきた方が世間の印象は悪い。情けない話だ。

さらに今夕にかけて、阪神・西武など他球団でも日常的に金銭授受が行われていた事が相次いで発覚した。これはまるで学校で
「カンニングした人は、今すぐ出てきなさい。今出てきたら先生は怒らないから」
と言われてノコノコ出てきた生徒のようであり、これまた情けない。

清原の覚せい剤事件・野球賭博・一連の金銭授受…
これらの事象から見えてくるのは、野球界のモラルの低さである。
もう10年ほど前になるが、相撲界では「かわいがり」という隠語の元に部屋の中でのイジメが恒常化しており、若い力士が命を落とした。
琴奨菊が「日本出身力士10年ぶり優勝」「18年ぶり日本人横綱誕生か?」と騒がれているが、裏を返せば日本人力士の相対的レベルダウンであり、レベルダウンにはこれら角界内の閉鎖的体質は無関係ではない、とは決して言い切れない。

次は、野球界がそうなってしまわないか?と私は懸念する。
あれほど屈強な男達も、人の子だ。鍛え上げられた身体は頑丈でも、心はカネに転び、プレッシャーに押しつぶされそうになった結果手を出してはならないモノに手を出したりするのである。
全ての野球少年達が目指したくなるようなプロ野球界に生まれ変わる事を、願ってやまない…