今日はオフだったが大阪・本町まで出向き、口笛奏者の儀間太久実(ぎま・たくみ)さんのコンサートにお邪魔した。
私が遊びで出ているライブハウスでも一緒に出た事があり、何年か前から顔見知りだったのだがソロコンサートは初めてであった。
サポートにギターとパーカッションを従え、おなじみの「アメージング・グレイス」「トルコ行進曲」「コンドルは飛んでいく」などのスタンダートナンバから日本の唱歌、もちろんオリジナルまで息をもつかせぬ2時間の熱演。まさに全身全霊の口笛であった。
儀間さんは2007年にアメリカで行われた国際口笛大会「第34回インターナショナル・ウィスラーズ・ コンベンション」でポピュラー・クラシック部門共に1位を獲得し、日本人初の総合優勝を果たしたスゴい腕前の持ち主であり、どれだけ譜割りが細かく早くても決して雑になあるわけではなく、音程もブレない。特にトルコ行進曲は、圧巻という言葉以外に思いつかない。
彼は口笛奏者として10年のキャリアだそうたが、彼を口笛に向かわせるものは、一体何なのだろうか…
二部構成になっており、後半の第二部は歌手・三島由衣さんとのコラボであった。古謝美佐子や夏川りみで知られる「童神(わらびがみ)」や尾崎豊の「I LOVE YOU」、荒井由実「卒業写真」などを彼女が歌い、儀間さんが口笛でオブリガードや間奏を加える。三島さんは小さな身体からは想像もつかないほどにパンチがあり、また情感豊かに歌い上げる。
アンコールの「にじいろ」(絢香)まで、心が震え続けたのであった…