大和文華館にて朝から出かけました。
入り口の栴檀の木は葉が散り始めておりますが、
まだまだ実は青いまま
坂道を登っていくと、
センリョウ さざんか
さざんか 酔芙蓉
紅葉はまだ少しですが、館内へ
特別展 蘇州の見る夢―明・清時代の都市と絵画―
が開催されております。
植松瑞希学芸員からの丁寧な説明を受けました。
いっぱいお話を聞きましたが、「馬耳東風」。
当時の社会情勢や文化が分からないと・・・?
今回は中国文化のはしっこでも、理解できたかな。
教えていただいた、はしりをすこし・・・
時代背景は
蘇州夜曲で有名な「蘇州」は揚子江河口に開かれた町で、
運河が巡らされた旧市街があり、
春秋戦国時代(紀元前585~473年)の呉の首府で
「呉越同舟」「臥薪嘗胆」の4文字熟語が表す裕福な街です。
絹や木綿の集散地で財を成し、元の時代文人文化が栄えたが、
しかし明初期に苦渋の時代を経たが、15世紀には復興し、
沈周、文徴明のリーダーの出現、
清になると皇帝が二代にわたり南巡を6回もされています。
入り口には、扇面図が左右に2点あり、
何かしらキラキラ輝く部分があります。
紙に金箔が塗ってある『金箋』で、
見る位置や粒子の大きさで、光沢感が違って見えるそうです。
当時の中国は団扇の文化で、
日本の扇面図、それも金の文化が流行したことが分かりますね。
←クリックで拡大を
『菊花文禽図』沈周(当時の社交界のリーダー)
鶏が五色の羽をもち(人間)がやや痩せ、羽も少ない(老人)
眼光が鋭く力強く立っている・・・沈周を表し
菊、蝶々・・・長寿を寿いでいるそうです。
特に讃の文章を是非読んでほしいとのことで、
お軸で少しはと思いましたが、それがなかなかなのです。
竹が崖から生えているのですが、
鳳凰に見えませんか。
中国文化は、なかなか手ごわいですよ。
こんな細かい描写まであり、さすが、無言。
清明上河図巻(1577年)
入り口の栴檀の木は葉が散り始めておりますが、
まだまだ実は青いまま
坂道を登っていくと、
センリョウ さざんか
さざんか 酔芙蓉
紅葉はまだ少しですが、館内へ
特別展 蘇州の見る夢―明・清時代の都市と絵画―
が開催されております。
植松瑞希学芸員からの丁寧な説明を受けました。
いっぱいお話を聞きましたが、「馬耳東風」。
当時の社会情勢や文化が分からないと・・・?
今回は中国文化のはしっこでも、理解できたかな。
教えていただいた、はしりをすこし・・・
時代背景は
蘇州夜曲で有名な「蘇州」は揚子江河口に開かれた町で、
運河が巡らされた旧市街があり、
春秋戦国時代(紀元前585~473年)の呉の首府で
「呉越同舟」「臥薪嘗胆」の4文字熟語が表す裕福な街です。
絹や木綿の集散地で財を成し、元の時代文人文化が栄えたが、
しかし明初期に苦渋の時代を経たが、15世紀には復興し、
沈周、文徴明のリーダーの出現、
清になると皇帝が二代にわたり南巡を6回もされています。
入り口には、扇面図が左右に2点あり、
何かしらキラキラ輝く部分があります。
紙に金箔が塗ってある『金箋』で、
見る位置や粒子の大きさで、光沢感が違って見えるそうです。
当時の中国は団扇の文化で、
日本の扇面図、それも金の文化が流行したことが分かりますね。
←クリックで拡大を
『菊花文禽図』沈周(当時の社交界のリーダー)
鶏が五色の羽をもち(人間)がやや痩せ、羽も少ない(老人)
眼光が鋭く力強く立っている・・・沈周を表し
菊、蝶々・・・長寿を寿いでいるそうです。
特に讃の文章を是非読んでほしいとのことで、
お軸で少しはと思いましたが、それがなかなかなのです。
竹が崖から生えているのですが、
鳳凰に見えませんか。
中国文化は、なかなか手ごわいですよ。
こんな細かい描写まであり、さすが、無言。
清明上河図巻(1577年)