気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

第三回珠光茶会に

2016-02-11 20:00:10 | お茶会・お茶事
昨年の12月にお知らせしたとおりに
珠光茶会は、二月八日(月)から十四日(日)までの七日間
春日大社、東大寺、元興寺、大安寺、西大寺、唐招提寺、
薬師寺、法華寺の一社、七寺で行われ、
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州流、石州流、
藪内流、宗徧流の七流派が担当されております。
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各社寺を結ぶ、巡回バスも運行されていました。
境内案内図
 ←巡回バス案内
私は十日(水)、東大寺大安寺のお席の券を
手に入れており、

当日、三人で待ち合わせ、朝9時半過ぎには、東大寺に。

大仏殿の西側、集会所が表千家さんのお濃茶席会場で、
もうすでに、一席は始まっており、頂いた順番は
50番台、なんとか二席目に寄せていただけました。
冬の素晴らしい道具組でしたが、
お水取り大松明の竹を持って作られた花入れに
万作と紅白椿が
寒冷えの大和の春を呼び一番でした。

主菓子は、黒米の椿餅樫舎さん
椿の葉で挟まれており、
紫式部の「源氏物語」34帖 若菜上に記されており、
日本最古の餅菓子とも云われます。
樫舎HPより

大仏様に久しぶりにお会いして、
11時過ぎには点心席へ
久家さんの点心、おいしいかったです。

東大寺ミュージアムへもこの券で入場でき、
光背の残欠も拝見することができました。
前にはおたいまつが飾ってあります。


連絡巡回バスは30分毎に出ており、5000円券は無料で、
大安寺へと向かいます。
大安寺の客殿での、裏千家のお薄席
建国記念日にちなんでの道具組、
お軸は鵬雲斎大宗匠「神敬可敬」でした。

癌封じの笹竹で有名な大安寺ですが、
おみくじのだるまさん(300円)が、
こんな風に残されて、置かれております。

またかわいらしい椿が目に留まりました。


私は二回目ですが、楽しく回ることができました。
帰りついたのは、午後三時半ごろで、

いろんな流派のお茶席を経験できるのが
またとない機会、本当に素晴らしい企画ですね。