気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

大炉の炉開きを

2016-02-13 18:44:06 | お稽古
二月は大炉、この時季しかできないお点前ですね。
大炉を切ってはじめて、先日灰を入れており
自宅稽古で”大炉開き”になります。
初めて炭を熾し入れ、
 
釜も掛けました。
 

この部屋には、床がありませんので、
代わりに、お軸と花活けを鴨居から釣ってみました。

軸は、『一期一会』
これはなんと、ハンカチを、軸にしてくださったもの、
真菅の先生、ありがとうございます。
 

三種類の椿を、有楽、侘助、天乙女

思っていた以上の出来上がりに、うれしくなります。

玄関を開ける音とともに、”おはようございます”の声で、
次から次へと着物を召しに、二階へと上がられ、
お三人の予定が、急遽四人になりました。

もちろん皆さん大炉が初めて、
大炉は玄々斎が創案されたもので、
裏千家独自のお点前です。
その上、逆勝手。
広蓋の釜の扱いも初めてです。
大変だなと思いながらも酷寒の2月のお点前「絞り茶巾」
の筒茶碗も出して置きましたところ
大炉、逆勝手、広蓋、絞り茶巾のお稽古になりました。
さあ、皆さん油断は禁物です。

この日の最低気温は-2.8℃と下がり
電気ストーブとホットカーペットだけでは、
寒いのではと心配し、隣部屋のエアコンも使い
襖を少し開けておりましたが・・・、
炭の力』、思った以上に稽古場は暖かくなり、
大炉を考えられた先人の知恵に驚くばかりです。