奈良は今週末3日とも、氷点下2℃前後とまだまだ寒く、
お水取り(修二会)が終わらないと、
奈良には春が来ないとされております。
今日は、如月のお稽古の最終日、大炉稽古も・・・
名残りおしいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/58/02e98b6ee853ed6c7980898f100782b1_s.jpg)
名残?とはいえませんが、早く春を招きたく玄関のしつらえは
『紅炉一点雪』(こうろいってんのゆき)を、
『紅』つながりを考え、選んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/1f/53dec76bfa9c21ec9006780b9db6c57e_s.jpg)
2月初旬頃の最も寒い時期に、よく掛けられるお軸ですが、
碧巌録の南泉一円相の垂示の項に
「荊棘林を透る衲僧家、紅炉上の一点の雪の如し」からで、
”煩悩、執着のいばらの林を透りぬけて来た禅の僧ならば、
真紅に炎を上げて燃えさかる鉱炉の上に、
一片の雪が舞い落ちたとしてもシュンともいう間もなく、
すぐに消えてしまだろう”
有馬頼底さんは、この言葉を、
”おけいこの大変さをことばや顔に出さずに、
淡々としてお茶に専念する人が本当の茶人である”と
床には「春嬉と紅梅」を掛け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/1a/6b784b0847c8e1339213402bfd47c264_s.jpg)
棗も『春秋棗』の「紅梅」を
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『紅』つながりになっておりますでしょうか。
お稽古は二人、早めに来られ、
二階でサッと着物に召し替えられ、始まりました。
棚のお薄点前ですが、やはり勝手が違うようです。
椿餅も喜んでいただき、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/81/af370be93aa994e4f5d95f573d74509b_s.jpg)
楽しくお稽古を終えることができました。
でも私には仕事が残っております。
広口釜のお湯を取り去り、乾かします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/09/a3d5e65f9fc14b0d54e28c93559d7f10_s.jpg)
残り火も無くなり、広口釜も乾き切りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/d4/43836d4828c86e8be243c39714f379a9_s.jpg)
来年まで、お道具はお休みで、仕舞わなければ、
そして大炉から灰を取り去り、
きれいにお掃除もしなくてはいけません。
それから、灰も・・・
まだまだお仕事が残っていますね。
愚痴を言ってはダメですね。
茶道を嗜むものとして
『紅炉一点雪』の深い意味を考え直さなくては。
お水取り(修二会)が終わらないと、
奈良には春が来ないとされております。
今日は、如月のお稽古の最終日、大炉稽古も・・・
名残りおしいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/eb/345b9c477a037056aab5e0e8654463da_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/58/02e98b6ee853ed6c7980898f100782b1_s.jpg)
名残?とはいえませんが、早く春を招きたく玄関のしつらえは
『紅炉一点雪』(こうろいってんのゆき)を、
『紅』つながりを考え、選んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/7a/6d9b7715d084e3f676e8b2b74b0e57de_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/1f/53dec76bfa9c21ec9006780b9db6c57e_s.jpg)
2月初旬頃の最も寒い時期に、よく掛けられるお軸ですが、
碧巌録の南泉一円相の垂示の項に
「荊棘林を透る衲僧家、紅炉上の一点の雪の如し」からで、
”煩悩、執着のいばらの林を透りぬけて来た禅の僧ならば、
真紅に炎を上げて燃えさかる鉱炉の上に、
一片の雪が舞い落ちたとしてもシュンともいう間もなく、
すぐに消えてしまだろう”
有馬頼底さんは、この言葉を、
”おけいこの大変さをことばや顔に出さずに、
淡々としてお茶に専念する人が本当の茶人である”と
床には「春嬉と紅梅」を掛け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/1a/6b784b0847c8e1339213402bfd47c264_s.jpg)
棗も『春秋棗』の「紅梅」を
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/45/2ed6060436f9eca5abebb787bf55447b_s.jpg)
『紅』つながりになっておりますでしょうか。
お稽古は二人、早めに来られ、
二階でサッと着物に召し替えられ、始まりました。
棚のお薄点前ですが、やはり勝手が違うようです。
椿餅も喜んでいただき、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/81/af370be93aa994e4f5d95f573d74509b_s.jpg)
楽しくお稽古を終えることができました。
でも私には仕事が残っております。
広口釜のお湯を取り去り、乾かします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/09/a3d5e65f9fc14b0d54e28c93559d7f10_s.jpg)
残り火も無くなり、広口釜も乾き切りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/d4/43836d4828c86e8be243c39714f379a9_s.jpg)
来年まで、お道具はお休みで、仕舞わなければ、
そして大炉から灰を取り去り、
きれいにお掃除もしなくてはいけません。
それから、灰も・・・
まだまだお仕事が残っていますね。
愚痴を言ってはダメですね。
茶道を嗜むものとして
『紅炉一点雪』の深い意味を考え直さなくては。