奈良は今週末3日とも、氷点下2℃前後とまだまだ寒く、
お水取り(修二会)が終わらないと、
奈良には春が来ないとされております。
今日は、如月のお稽古の最終日、大炉稽古も・・・
名残りおしいものです。
名残?とはいえませんが、早く春を招きたく玄関のしつらえは
『紅炉一点雪』(こうろいってんのゆき)を、
『紅』つながりを考え、選んでみました。
2月初旬頃の最も寒い時期に、よく掛けられるお軸ですが、
碧巌録の南泉一円相の垂示の項に
「荊棘林を透る衲僧家、紅炉上の一点の雪の如し」からで、
”煩悩、執着のいばらの林を透りぬけて来た禅の僧ならば、
真紅に炎を上げて燃えさかる鉱炉の上に、
一片の雪が舞い落ちたとしてもシュンともいう間もなく、
すぐに消えてしまだろう”
有馬頼底さんは、この言葉を、
”おけいこの大変さをことばや顔に出さずに、
淡々としてお茶に専念する人が本当の茶人である”と
床には「春嬉と紅梅」を掛け
棗も『春秋棗』の「紅梅」を
クリックで拡大
『紅』つながりになっておりますでしょうか。
お稽古は二人、早めに来られ、
二階でサッと着物に召し替えられ、始まりました。
棚のお薄点前ですが、やはり勝手が違うようです。
椿餅も喜んでいただき、
楽しくお稽古を終えることができました。
でも私には仕事が残っております。
広口釜のお湯を取り去り、乾かします。
残り火も無くなり、広口釜も乾き切りました。
来年まで、お道具はお休みで、仕舞わなければ、
そして大炉から灰を取り去り、
きれいにお掃除もしなくてはいけません。
それから、灰も・・・
まだまだお仕事が残っていますね。
愚痴を言ってはダメですね。
茶道を嗜むものとして
『紅炉一点雪』の深い意味を考え直さなくては。
お水取り(修二会)が終わらないと、
奈良には春が来ないとされております。
今日は、如月のお稽古の最終日、大炉稽古も・・・
名残りおしいものです。
名残?とはいえませんが、早く春を招きたく玄関のしつらえは
『紅炉一点雪』(こうろいってんのゆき)を、
『紅』つながりを考え、選んでみました。
2月初旬頃の最も寒い時期に、よく掛けられるお軸ですが、
碧巌録の南泉一円相の垂示の項に
「荊棘林を透る衲僧家、紅炉上の一点の雪の如し」からで、
”煩悩、執着のいばらの林を透りぬけて来た禅の僧ならば、
真紅に炎を上げて燃えさかる鉱炉の上に、
一片の雪が舞い落ちたとしてもシュンともいう間もなく、
すぐに消えてしまだろう”
有馬頼底さんは、この言葉を、
”おけいこの大変さをことばや顔に出さずに、
淡々としてお茶に専念する人が本当の茶人である”と
床には「春嬉と紅梅」を掛け
棗も『春秋棗』の「紅梅」を
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『紅』つながりになっておりますでしょうか。
お稽古は二人、早めに来られ、
二階でサッと着物に召し替えられ、始まりました。
棚のお薄点前ですが、やはり勝手が違うようです。
椿餅も喜んでいただき、
楽しくお稽古を終えることができました。
でも私には仕事が残っております。
広口釜のお湯を取り去り、乾かします。
残り火も無くなり、広口釜も乾き切りました。
来年まで、お道具はお休みで、仕舞わなければ、
そして大炉から灰を取り去り、
きれいにお掃除もしなくてはいけません。
それから、灰も・・・
まだまだお仕事が残っていますね。
愚痴を言ってはダメですね。
茶道を嗜むものとして
『紅炉一点雪』の深い意味を考え直さなくては。