気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

おん祭の日のお稽古茶事とお渡り式

2016-12-18 16:52:50 | お稽古
昨日は、奈良国立博物館内にある「八窓庵」にて
稽古茶事をしていただけました。
本当にありがたいことで、学ぶことが後から後から
たくさん出てまいります。
HPより
待合のお軸は、奈良博所有の中臣祐方の懐紙でした。
古くから紙は貴重で、歌会などで使用した後、
紙裏に万葉集などの文書を書写し、
冊子に仕立て上げられたものが
「春日本万葉集」として残っております。
時代を経ていくうちに裏面の方が、
裏文書もしくは紙背文書と言われるようになり、
鎌倉時代の奈良歌壇の実態を伝える貴重で
文化的価値のある史料とされるようになり、
「春日懐紙」といわれるようになったそうです。
ただ、冊子に仕立て上げた時に切り落とされたり
閉じ穴がついていたりし、残念なことに文字の一部を
欠く懐紙が少なくないそうです。
中臣のこの懐紙は、三首きれいに収まっており、
中臣祐方はこの歌を書いた後々には、
春日若宮の神主になられているそうです。
主菓子は、おん祭の時だけの「意傳坊」奈良・樫舎
昨年の写真
素晴らしい一時を過ごさせていただきました。

八窓庵を辞し、今日だけ無料の奈良博の特別陳列展
おん祭春日信仰と美術・奈良奉行所のかかわり』を観終わり
興福寺までまいりますと、ちょうど『おん祭、お渡り式』が。
お渡り式道順
第一番 日使(ひのつかい)
第二番 神子(みこ)
第三番 細男・相撲(せいのお・すもう)
第四番 猿楽(さるがく)
第五番 田楽(でんがく)
第六番 馬長児(ばちょうのちご)
第七番 競馬(けいば)
第八番 流鏑馬(やぶさめ)
第九番 将馬(いさせうま)
第十番 野太刀(のだち)他
第十一番 大和士(やまとざむらい)
第十二番 大名行列(だいみょうぎょうれつ)

興福寺南大門跡に並ぶ僧兵です。
 
奈良市長さんも馬に乗られているとか・・・
  
八乙女?でしょうか
 
人が多くて大変です、さらに足元から冷え込んでまいります。
早く帰ることにしました。