気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

法華寺施薬院薬湯 くすり湯で

2016-12-26 13:01:11 | 日記
法華寺さんの袋に入った
施薬院薬湯「くすり湯」が手元にやってきました。
光明皇后1250年遠忌、平城遷都1300年に因んでおられる
 
生薬入浴剤で、私にもXmasプレゼント?嬉しい限り。
毎月26日は、ふろの日で、今日使わせていただきま、
ゆっくり薬湯につかり温まるのがなにより幸せですね。
 
パッケージの表には、光明皇后様の御影(松田大児画伯作)
裏には、法華寺浴室(からふろ)の絵が、裏書によると
天平時代、光明皇后の「我自ら千人の垢を去らん」という
1000人施浴発願によって建てられた浴室。
皇后は患者の垢を流していると1000人目は膿を垂らした老人。
「膿を吸ってくれ」と言う老人に皇后が嫌がりもせず吸おうと
すると、病気の老人は仏になり光明を放った、という伝説も
不織布に包まれており、そのまま入れればよく、
内容成分は、シャクヤク、トウキ、オウヒ、ドウカツ、
センキュウ、チンピ、カイヨウ、コウカと

一番の有効成分はトウキ(当帰)
血の循環を活性化する作用を持ち、
セリ科トウキ属植物の根を乾燥したもので、
徳川吉宗の時代に、「大和当帰」(主な生産地・宇陀郡)が
優れた品種であるとされております。


なお『施薬院』は東大寺にも光明皇后は設けられており、
法華寺さんと同様に平成22年が
光明皇后1250年遠忌(平城遷都1300年)に因んで、
東大寺薬湯、天真を出されてており、
平成25年には、リファインされた『山の辺薬湯』も
NPO法人から出されています。
また霊山時仙人亭では、小野妹子の息子富人が施湯し、
聖武天皇や光明皇后も浴されたと伝わる薬湯もあるそうです。

このところ毎日用事が入っており、忘年会にXmas会・・
大掃除もまだなのに、やや疲れ気味なので大助かりですね。