気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

七夕の菓子は「天の川」で、「員茶の式」も

2017-07-07 16:32:38 | 主菓子とお干菓子
豪雨によるすさまじい災害の爪痕と人的被害が・・・
言葉になりません。
今日も北九州にまで豪雨で、土砂災害の危険性が・・・
人的被害を防ぐには、早めの避難しかありません。

ところでハンブルグ響は週末九州での演奏会の予定で、
今日は福岡シンフォニーホールでの予定なのですが?
明日土曜日は鹿児島、日曜佐賀で日本公演は終わりに。
全てにブラームスの交響曲 第1番ハ短調Op.68が演奏され、
圧倒的な音圧で、梅雨前線を吹き飛ばしてくれませんか?

そういえば昨日お稽古中、先生も週末九州での行事に
参加される予定とのことで、本当に心配されておりました。

そのお稽古ですが、朝は『濃茶付花月之式』、
菓子は奈良「樫舎」さん、名を聞いておらず、
「糸遊び?」あるいは星があり「天の川」でしょうか?
 
七夕に相応しい菓子になりますね。

昼からは『員茶の式』を教えて頂けたのですが・・・
一年半ぶり三回目になり前回同様、直ぐには思い出せず、
員茶は寛いだ中でするものなのですが・・・
しばしの後に、思い出し事なきとなりました。
でも帰り着くとすぐに、成書を取り出し復習に。

偈頌は、『老倒疎慵無事日 閑眠高臥対青山』で、
なにもかも洗い流したかのような心境をあらわしています。

流すと言えば、流しそうめんのおいしい季節になりました。
今日頂くと。「七夕そうめん」といわれます。そのもとは
素麺の元とされる「索餅」が由来とされます。
「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」
この古代中国の伝説の「索餅」が奈良時代以前に日本に伝り
*世界最古の文献は、紀元200年頃の後漢の字書「釈名」で
 日本では正倉院文書が最初で、長屋王跡からの木簡や
 平安中期の源順「和名類聚抄」にも
神田雑学大学より
千年も前から七夕の行事食「七夕そうめん」になり、
天の川や織姫の織り糸に見立てることもできますから、
今晩は、オクラを星にみたててみましょうか。
国立国会図書館,和名類聚抄より
でも今夜の夜空は、七夕を見られる確率は10%と、
天の川は見えそうにありませんが、東の空に向い
願いは一つ、九州での豪雨が収まりますように!