気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

天之真名井(あめのまない)の名水を

2017-07-23 20:31:08 | お稽古
蒸し暑い大暑の朝なのですが、日差しがもう一つ、
秋田の方では、梅雨末期の線上降水帯がまた悪さを
大事になりませんように願うばかり・・・
雨は思い通りに、均一に降ってくれません。
でも水は生命の源、今朝の自宅稽古に京都の『市比賣社
天之真名井(あめのまない)の名水を持ってきて頂けました。
HPによると、御祭神は全て女神様をお祀りされており、
皇后陛下勅願所の「女人守護」と平安京の東西の市場の
守り神として「市場守護」としてお祭りされております。
そして境内のこの名水は洛陽の七名水の一つに数えられ、
伝承として当社の神宝天目椀「天之八塩(あめのやしお)」で
汲み出された「若水」を、歴代天皇の産湯に用いられたとか。
 
絵馬を掛け、飲んで手を合わせると願い事が一つだけ叶うと
されており、皆様にはじめに冷水を一杯・・・
皆さまの心模様は・・・
そして冷水点にてお薄を。

その後、予定の濃茶付花月、平花月をさせて頂きました。
”この修練の場も4回目になりましたね”と申し上げると
今までどのように勘違いされていたのでしょうか?
皆さまは遊びと捉えられていたのにはびっくり。

今日のしつらえです。
花は、木槿二種と藪茗荷、香合はあさがお
  

雑談)京都は、本当に水に恵まれておりますね。
三方を山に囲まれた盆地で、この地下には琵琶湖の水量に
匹敵するほどの地下水が湛えられていると推量されており、
湧きだした名水で千年に及ぶ都の文化、お酒や茶、そして
菓子、豆腐や湯葉等も、名水によるものでしょうか。
さらに鴨川、桂川の水量の多さを平城京の佐保川、秋篠川の
水量の細さと比べてみれば、都が短命だったことの明瞭な
事実の一つになりますね。