気軽に茶道をしてます。

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ハンブルグ響、ベートーベン第5番「運命」等を京都で

2017-07-06 16:34:53 | 音楽
昨日朝の島根での豪雨が、梅雨前線の南下で収まったのに
北九州付近に留まり、線状降水帯により、24時間雨量が
一月半分の540㎜越え、死者や行方不明者も・・・
大変なことに、熊本地震で被災した地方までも・・・
TVでの筑後川沿いから大分の町々の惨状に言葉がありません。
久大本線等の橋も流され、日田の三隈川鵜飼は?
小鹿田の里は、耶馬渓の青の洞門・・・等、思い浮かびますが
ただただ、これ以上降らないでほしいのですが、
非情にも明日も続くとの予報も・・・。
でも政府の素早い対応に、ここは素直に感謝!です。
失地回復なのでしょうか?安倍首相は7日と8日のハンブルグ
G20サミットに外遊中なのに・・・。
ハンブルグと言えば水の都、新しいエルプフィルハーモニーにて
プーチンさんも聴かれるNDR、フィルハーモニカーに次ぐ3番目の
オケ、シュテファン・ザンデルリンク率いるハンブルグ交響楽団
先日京都コンサートホールで聴いてまいりました。
 
2010年にAクラス入りをはたし、重厚なサウンドを作り上げた
首席指揮者ジェフリー・テイトをこの6月に亡くしたオケですが
格式高きドイツ音楽の継承者のザンデルリンクの指揮では、
期待半分で・・・やや弦に荒さが目立ちましたが、管が良く
プログラムは聴いたことのある曲ばかり、大歓声があがります。
はっきりいってS席9000円、コストパフォーマンスは良ですね。
一つ問題点としてチェロの方の座っている椅子から、やや大げさな奏法のたび
鳴り、指揮者は?、特に前席の方々は気になられなかったのでしょうか


そのプログラムは、
 ・ベートーヴェン 「エグモント」序曲
 ・ベートーヴェン 交響曲 第5番 ハ短調 「運命」
 ・ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 op.68
 アンコール
 ・モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲から
              
現在の豪雨をベートーヴェン「運命」にも通じませんでしょうか
第一楽章は運命の動機を現す「ダダダダーン」はモールス信号で
victoryの「V」と洋ではされます。しかし日本では、
おしおきの前兆など「不幸の訪れ」の楽曲として使われますね。
第2楽章は緩徐楽章で一種のレクイエムとなっています。
第3楽章もトリオの怖い象のダンスのリズムが一転してホルンでの
運命の動機が鳴り響きます。そして
第4楽章は困難な「運命」を乗り越えた喜びで締めくくられます。
天災から逃れるすべはなかなかなく、減災で
この「運命」の楽曲のように早く乗り越えてほしいものです。