気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

梶の葉で葉蓋の扱いを

2017-07-03 16:00:58 | お稽古
今朝は朝から蒸し暑く、稽古の始まる10時には31.2℃にも。
お稽古は、一歳になったばかりの子をお連れになり、
車の中では寝ていたのですが、もぞもぞと、眠そうなので
”ねむれ、ねむれ”と囁くとすっと眠ってくれました。

背負いし子葉蓋に重ね母思う
             愚句
そうなんです。『七夕』も近く葉蓋の扱いの稽古に。

葉茎の端は斜めに切り、水で濡らし、葉表を上に向け、
葉柄を手前にして水指にのせます。
  
「梶の木」で思い出されるのは信州一の宮『諏訪大社』の
神紋
としても有名ですが・・・
今は願いの短冊をササに飾る「七夕」は、奈良時代の宮中
陰暦七月七日に節会として乞巧奠(きっこうでん)が元で、
平安朝以降、神に捧げる神木として尊ばれた「梶の木」の枝に
飾ったり、この葉にヘラなどで「歌」が書かれております。
平家物語にも記され、1086年『後拾遺和歌集』 の歌にも。
天の河とわたる舟のかぢの葉に思ふことをも書きつくるかな
               秋上・上総乳母
なお歳時記によると、梶の葉は秋の季語になります。
『手をとつて書かする梶の広葉かな』高浜虚子

『梶の葉に老いては何を書くべきか』高橋霜陣

いえいえ
自分の手で筆を持ち、書くことがあり過ぎて困ります。