学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

論文の依頼を受ける

2019-01-23 20:52:08 | 仕事
今日もとても暖かい1日となりました。ただ、このまま春に、とは行かないようで、また明日から寒くなるようですね。帰り際に月が大きく上っているのが見えました。月を見ると、私は亡くなった祖母のことを思い出します。というのは、祖母のお葬式のときにも、今日のようなとても大きな月が夜空に上っていたから。祖母は月になったのだなあ、と私は今でも思っており、大きな月を見るたびにその顔が思い出されて感慨深くなります。

さて、昨日は展覧会の準備のために作家の日記を調査している、と書きましたが、今日は館長から別件で論文を書いてみないかとのお誘いをいただきました。とてもありがたいお話しで身が引き締まります。打ち合わせのなかで、おおよその方向性は決まったので、これから原稿を書いていく予定です。こちらもやはりコツコツと進めていく仕事になりそうです。

私が学生だったとき、学芸員というのは調査・研究を主として、論文をどんどん書いていく仕事だと思っていました。でも、実際に就職してみると、展覧会や教育普及などの日常業務が盛りだくさんで、とても論文を書いている時間がないというのが現状でした。新人でしたから、全てのことに余裕がなかったということもあったのでしょう。それから数年が過ぎて、仕事に慣れてきたことや仕事を改善してきたこともあり、少しずつ余裕を持って日常業務をこなせるようになってきました。このタイミングで論文の話をいただけましたので本当に嬉しい限りです。

今夜も更けてきました。お互いに風邪などひかぬよう温かくして休みましょう。それでは、おやすみなさい。
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