学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

わたしの高校時代の勉強法

2019-01-25 20:57:18 | その他
今日も青空が一面に広がる1日となりました。このところ、私が住む街では雨や雪が降らず、空気がとても乾燥しています。室内で暖を取るためにエアコンを付けると、ますます空気が乾燥するため、仕事の合間に水を多目に飲んで、体がなるべく乾燥しないように努めています。体のメンテナンスもそうですが、火の気にも気を付けたいところですね。

先日、大学入試センター試験がありましたが、受験生の姿をニュースで見ると自分が学生だったころを思い出します。高校生のときには、すでに学芸員になりたいという想いを持っていましたので、将来の夢は具体的にイメージができていたのですが、当然のことながら大学に進学するためには自分の好きな教科だけ勉強していたのではだめで、苦手な、わたしでいえば理数系もそれなりの成績を収めなければなりませんでした。なぜ、歴史系や美術系の学芸員になりたいのに理数系を勉強しなければならないのか。あのときは、心の中にそうした疑問を抱えながら勉強していたことを覚えています。

そんなわたしの勉強法は、簡単に言ってしまうと、学校の授業で取ったノートを中心に、時間があれば教科書をも丸暗記するというやり方を一貫して通していました。自分の部屋に閉じこもり、学校の先生になったつもりで、ノートの中身を見ながら音読していくのです。2、3回音読すると、だいたいノートの中身が頭の中にインプットされ、今度はノートを見ずに暗唱していきます。忘れたら、またノートを見て音読、また暗唱を繰り返すのです。ひとり部屋のなかでブツブツ歩きながら夜遅くまでやるので、両親からは非常に気味悪がられましたが、私にとって効果は抜群でした。シュリーマンの『古代への情熱』にも、シュリーマンが語学を学ぶために音読と暗唱を繰り返す話が出てきますが、それと似たようなものかもしません。ただ、このやり方の欠点は、知識を詰め込むには最適なのですが、その知識を使って何かを創造することには向いていないこと、でしょうか。目的に応じて、やり方を変えていく必要があるかもしれませんね。

明日は晴れつつも、また寒くなりそうです。風邪などひかぬように頑張っていきましょう。
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