ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-17 県内産直の状況

2019年02月22日 | 日記
先日、産直セミナーが開催された。
近隣の産直に出荷している約30人が参加。
県内の産直状況が報告されていた。

県内275店のうち
14店休業。9店新規らしい。
うち農協関係の店舗が一億円以上の売り上げで41店。
全体の2割。逆に7割が5000万円以下。ここでも2極分化だ。

各店15年ぐらいが成熟期でその後は下降線。
その理由は新規が少なく悩みは後継者不足が指摘されていた。

農家の人は、安くないと売れない。多くないと売れないという。
本当にそうなのか?
これは生産者の思い込みなのだとセミナーでは力説されていた。

購買者が産直に求めていることは
鮮度、地元産の食材、産地や生産者がわかる安心感などなのだ。という。

安売りをしていけば長期的に見れば
これでは後継者が育たないというジレンマに陥る実態に突き当たるそうだ。

ジュース販売
地元では一本500円の生リンゴジュースの瓶売りが
一本800円でも十分価値があるそうだ。
瓶代が200円、加工料を含めると500円は安すぎる価格だと。
このようにもっと
売り方を考え定価をつけるべきだという。

ワークショッ形式で話し合いを進めたのだが

農業はやる気と健康ならば何歳までもできるという
ある生産者のささやかな声が心に残った。








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