ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2020-108 こまつ座 観劇

2020年10月27日 | 日記
こまつ座といえば、井上ひさし。亡くなって10年が過ぎた。
今回は「私は誰でしょう」という長い三時間の演劇鑑賞だ。
主なあらすじ
敗戦直後の昭和21年7月。ラジオ番組「尋ね人」が始まった。
戦争で離ればなれになった人々を探す無数の声が全国から届いた。
占領下の日本を監督するCieの事前検閲を受けながら番組制作にひたむきに
取り組む3人の女性川北など(朝海ひかる元宝塚)分室員。
そこへ日系二世のフランク(吉田栄作)が担当者として訪れる。
そんなある日自分が誰か探してほしいという一人の男がやってくる。
これが場面設定だ。
自分が誰か分からないという依頼を受けて一つ一つが明らかになってくる。
尋ね人は災害でラジオが威力を発するのはあの3,11とダブって感じられた。
戦争に巻き込まれ当時の混乱が想像できた。
しかし広島・長崎の原爆での被災地を取り上げることは当時の占領下では
許可されなかったのだった。
それをあえて危険をおかし実行しようとしたスタッフ。
結局、放送する直後つかまり、三ヶ月後釈放される。
当時のおかれた状況だったのだ。
自分の仕事に誇りを持ちけなげに生きる人たちが描かれていた。
少し残念なのは、つぶやきなどの台詞がコロナ対策で⒉席離れて座ったため
広がった会場にしっかり届けられず聞こえなかった台詞があったことだった。







コメント
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