ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-14 目からウロコの先人こぼれ話

2022年02月14日 | 日記
中央公民館で先人の方々の話をきく会が催しされた。
講師は新渡戸記念館の藤井さんだった。
彼は郷土学に大変詳しく著書も多く出されている方である。
資料を分析しながら話す学芸員とは違ってお話が味わいがあり面白い。
歴史好きな人にはもってこいの方だ。
2回シリーズの1回目
今回は岩手の未来を左右した南部藩家老、楢山佐渡から始まって
日本一幸福な教師といわれている富田小一郎までの10人をとりあげていた。
楢山佐渡は南部藩の家老で1250石もらっていたそうだ。
米1石は当時一人1年分食べる量と換算される。高い身分である。
いわゆる戊辰戦争で南部藩が官軍か幕府につくかの瀬戸際で
今でいう賊軍になった幕府側に舵をとった人物である。
京にいき西郷など薩長側とあった時にあまりに無礼講な品位のない態度に
腹を立て、このような者たちにはついて行けないと確信したともいわれている。
その結果、戊辰戦争で敗れ、責任を独りで背負い切腹となったのであった。
それをみて悔しがったのが、やはり家老の子の原敬、
首をはねたのが親友であった新渡戸稲造の祖父にあたる太田時敏であった。
その後明治、大正、昭和戦前、岩手では10数名も偉人を輩出している。
原敬、新渡戸稲造、田中館愛橘、太田たつと、佐藤北紅、・・・
なぜか、その悔しさがバネになっていたともいわれる。

今回のシリーズはまだまだ続きそうだ。


コメント
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