ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-15 横濱短編ホテル

2022年02月15日 | 日記
連日、連夜のオリンピック中継。
今夜はそのテレビ観戦をしばし離れて演劇を楽しんだ。

演劇鑑賞会の例会、今回はマキノノゾミ作。

宮田慶子演出の横濱短編ホテルだった。
舞台は老舗のとあるホテル。
ここで7つの独立した短編のドラマをオムニバス形式でつないでいく手法だ。

1話1970年 ホテルの客室、映画監督とプロデューサー。
そこに女高校生が現れ、女優になりたい、と演技を必死で行い、採用される。
5年後の1975年、ホテルの客室ロビー。
シナリオライターと2時間待ってようやく現れた映画監督。脚本を酷評する。
そのまた5年後の1980年と・・・・・5ねん刻みで現代まで続いていく。
7話でようやく話の繋がりが見える、見事な仕掛けだ。

実は女優志願の高校生とシナリオライターは同じ高校で親友であったのだ。
2人の人生、出会い、別れを描きながら、最後にネックレスのたまのように
1つ1つがつながっていることがわかるのだった。

なんだ、そうだったのかと一瞬全てが繋がっていく仕掛けだ。
実に面白い構想だった。


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2022-14 目からウロコの先人こぼれ話

2022年02月14日 | 日記
中央公民館で先人の方々の話をきく会が催しされた。
講師は新渡戸記念館の藤井さんだった。
彼は郷土学に大変詳しく著書も多く出されている方である。
資料を分析しながら話す学芸員とは違ってお話が味わいがあり面白い。
歴史好きな人にはもってこいの方だ。
2回シリーズの1回目
今回は岩手の未来を左右した南部藩家老、楢山佐渡から始まって
日本一幸福な教師といわれている富田小一郎までの10人をとりあげていた。
楢山佐渡は南部藩の家老で1250石もらっていたそうだ。
米1石は当時一人1年分食べる量と換算される。高い身分である。
いわゆる戊辰戦争で南部藩が官軍か幕府につくかの瀬戸際で
今でいう賊軍になった幕府側に舵をとった人物である。
京にいき西郷など薩長側とあった時にあまりに無礼講な品位のない態度に
腹を立て、このような者たちにはついて行けないと確信したともいわれている。
その結果、戊辰戦争で敗れ、責任を独りで背負い切腹となったのであった。
それをみて悔しがったのが、やはり家老の子の原敬、
首をはねたのが親友であった新渡戸稲造の祖父にあたる太田時敏であった。
その後明治、大正、昭和戦前、岩手では10数名も偉人を輩出している。
原敬、新渡戸稲造、田中館愛橘、太田たつと、佐藤北紅、・・・
なぜか、その悔しさがバネになっていたともいわれる。

今回のシリーズはまだまだ続きそうだ。


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2022-13 続北京冬季オリンピック

2022年02月13日 | 日記
たった今、深夜終了。
高木美帆選手、500m 銀メダル。
郷選手、15位。小平選手、残念2連覇ならず17位。
スピードスケートの今日の500mの結果だった。
それにしてもなぜこんなに遅い競技時間帯にするのだろう。
優勝者のエリンの母国アメリカの時間帯に合わせたとか。
関係者によるとまたしてもアメリカの放送事情のようだ。
アメリカの早朝時間を避けたいと。
映画権をもつアメリカのNBC、
1000億円が競技時間を左右しているそうだ。
アスリートファーストではなく、
東京オリンピックで夜の水泳競技の同様
商業主義のオリンピックを象徴している出来事だ。
短距離などは特に時間帯が左右するだろうに。
選手ありきを優先させたいものだ。

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2022-12 冬季オリンピック

2022年02月11日 | 日記
いつの間にか気がつくと2月。相変わらず慌ただしい毎日が続いている。
教育現場では2月とは逃げる月とはよくいったものだ。
2月は如月ともいうが着るものを重ね着するくらい寒いことからきているともいわれている。

先週から始まった北京冬季オリンピック。
ジャンプでは高梨選手のスーツ違反失格は切なくたまらなかった。
しかしそれを払拭する小林綾有選手の大ジャンプでの金メダル。
それぞれの選手の高い技能とともにそのコメントにも注目したい。
筆頭は羽生選手。過去連続金メダルの彼は前代未到の4回転アクセルに挑戦。
より高みを目指して4位に。今までの持ち味を生かし無難に滑っても
銅メダル範囲かと考えるのだがそれは彼のプライドかもしれない。
高木美帆の鋭い眼光は真のアスリートとみるがわに印象を与える。
1500mはもう少しだった。
500mの小平選手と連続2連覇した柔道の大野選手の対談は面白かった。
私は何者?とオリンピックで大野選手がコメントを発した。
それの回答が出たのかと小平選手が質問。
マスコミがいつの間にか自分の虚像を作り出しそのギャップに苦しんだことを打ち明けていた。
自分は自分なんだということだ。と。様々なことに繋がることだ。

鍵山選手の「せっかくきたのだから楽しまなきゃ損」という言葉に
プレッシャーを感じさせない現代っ子の気質を感じた。
小林綾有選手にも共通することだが。
これが勝負に強いということか、羨ましいことだ。


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