皆さんは「お手柔らかに・・・」という言葉を
どんな時に使いますか?
私はめったに使いませんが、
もし使うとしたら、卓球やテニス、将棋やオセロをするときに
相手が確実に私よりもはるかに上手な場合でしょうか?
いえ、それだけではなく、
いかにも実力に差があるのに、
相手が手加減してくれない人の場合に限るでしょうか?
そもそもこちらがはるかに弱いのに、
手加減をしてくれないような人とはやらないでしょうから、
やはり使うことはないかも知れませんね。
自分では使う機会のなさそうな言葉ですが、
言われることはあるのですね。
私はスクール生や受講生に言われることがあるのですが、
そういう学ぶ立場の人が
講師である私に「お手柔らかに・・」と言うのは、
どういうつもりなのか?と非常に悩みます。
受講生である以上、その受講生の成長のために
最大限の方法をつかって指導します。
当然、厳しいフィードバックもしますし、
ダメなところはダメと言うでしょう。
それに対して手加減して欲しい・・・ということでしょうか?
フィードバックを厳しくしないで欲しいのですか?
必要なフィードバックしかしませんが、
それを手加減して欲しいというならば、
充分に成長しなくていいです・・・と
言ってるようなものですが、
それでもいいのでしょうか?
ダメなところをダメと言わずに
もっと頑張ろうね♪などと、ぬるいことを言って良いのでしょうか?
手加減することも優しくすることもいくらでもできますけど、
その間に他のスクール生がどんどん成長して、
おいてきぼりになってもいいのですか?
「お手柔らかに・・・」という言葉は、
講師に対して不用意に使うべき言葉ではないと
私は思っています。
何かで対戦するのであれば別ですよ♪
(カラオケとか、スポーツとか、ゲームとかね♪)
この場合は、受講生とか講師とか関係ないですからね♪
でも、受講生と講師の立場において
受講生が講師に言う言葉ではないと思います。
皆さんはどう思いますか?