「伝える」という言葉の背景には、
“伝える人” と “伝えられる人” の双方が
存在するのがわかります。
つまり、伝える相手が居て
「伝える」という行為がなされるということです。
相手が受け取ったかどうかわからないような場合には
「伝えた」とは言いません。
例えば・・・仕事で伝言を頼まれることがあると思いますが、
伝言をメモに書いて、伝えるべき相手の机の上に置いたとします。
これは「伝えた」と言えるでしょうか?
これは「伝えた」とは言いませんね。
伝言メモを机の上に置いただけです。
その人が帰社した際に、伝言を机の上に置いたことや
それを見たかどうかの確認をして初めて
「伝える」という行為が終了します。
ときに伝言メモを机の上に置いただけ、
あるいはメールに書いて送信しただけで
「伝えた」と思い込んでしまう場合がありますが、
伝言メモも見なければ伝わりませんし、
メールもPCや携帯でメールを受信し、開いて見て
初めて「伝えた」ことになります。
なので、メールなどの場合はそのメールを見たかどうか、
確認する必要があります。
確実に受け取ったことの確認が取れないうちは
「伝えた」ことにはならない、ということを
肝に銘じましょう♪
あなたの普段のお仕事を振り返っていて
「伝える」ということを
一方的に「メモを置いた」「メールをした」「誰かに伝言を頼んだ」
だけで、伝えたつもりになっていないか
チェックしてみましょうね♪
「伝える」という行為は、
相手が受け取って初めて成立する言葉なのです。
あなたはちゃんと伝えていますか?