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「先入観」と「思い込み」

2015年02月09日 18時11分28秒 | 極和ファシリテーション

コミュニケーションの場面で

「先入観」 や 「思い込み」 によって、

意思疎通が上手くできなかったり、誤解を生じさせてしまったことはありませんか?


実はこれ、研修の場面にも非常に当てはまります。

そして、残念なことに 「先入観」 や 「思い込み」 があるために

本来学べるはずの場面で学べない・・・という事態も起きます。


先日もキャリアコンサルタントの皆さまに

ファシリテーションの研修をさせて頂きましたが

その際にそのようなことが起こりました。


ファシリテーションは「知識」ではなく、

「考え方」や「哲学」「思想」であり、

それに基づいた『行動』が大切です。


そのため、レクチャーをすることもなく、

いきなりゲームやワークを行ないます。


ファシリテーションとは?というレクチャーをしてしまっては、

皆さんそれを意識してしまいますので、

「気づき」や「学び」が得難くなってしまうからです。


そうしたところ、

「研修とはレクチャーがあって、ある程度知識を得てからワークをするもの」

といった固定観念をお持ちだった方が、

最初なかなかワークに参加できなかった・・・とお話くださいました。

この方は素直にそのことを話してくださいましたし、

時間が少し経ってからは積極的にワークに参加してくださったので良かったのですが。



以前スクール生が、スクールで学ぶときには

スポンジをしっかり洗って真っ白な状態で持って来て、

1滴残らず吸収したい!そんな気持ちで参加しています!

と話してくれたことがあります。


まっさらな状態のものをそのまま受け取ろうとする素直な気持ちと、

これはこうじゃないのか?という先入観を持ちつつ受け取るのでは、

研修後に雲泥の差ができます。


しかも、先入観をお持ちの方は自分の観念の中に納まりそうなものだけを

選んで受け取ろうとします。

結果、ファシリテーションを活用する場面では中立の立場が求められるのに、

企業のコンサルをする場合に「みんなの意見を取りれているフリをする」ことに

悪用しよう!と考えたり、

ひとつのコミュニケーションのツールとして捉えたりされます。


研修を受ける際の心構えが違えば、

受け取る内容も違ってきますし、

素直にまるごと受け取ろう!とする方が学んだファシリテーションと

自分が受け取りたいものだけ受け取った方のファシリテーションは

違ったものになるだろうなぁ・・・とつくづく感じた次第です。


これは、例えて言うと

病気を治すために研究開発したクスリが、

本来病気を治すためのものだったのが、

これを売れば儲かる!といった、

一企業の利益のためのものに変化することと

似ているかも・・・と思いました。