12月3日、生ごみ堆肥作り出前授業で区内の小学校を訪問しました。
環境委員会の子供たちから、「生ごみを堆肥化して野菜を育てたい」
という希望があったとのこと。
何と素晴らしい
未来を担う子供たちにこそ伝えたい生ごみリサイクルです。
家庭ごみの多くが分別して資源化されるようになってきましたが、
生ごみだけは「捨てるしかない」と思い込んでいる人が多いのも現実です。
最初にパワーポイントを使って生ごみが貴重な資源になることを伝え、
その後校庭に出て堆肥作りをしました。
この日は曇りで風も強く真冬のような天気でしたが
「子供は風の子」
賑やかで元気いっぱいです。
ブルーシートの上に広げた給食の生ごみを手で細かくちぎり、
分解しやすくするために足で踏み、
スコップや移植ごてを使ってプランターの古土とよく混ぜて大型プランターに入れる
という作業を、協力して短時間で終わりました。
ミミズが出てきても驚くことなく土に戻してやり、
進んで生ごみと土をかき混ぜ、
重いプランターを友達と協力して運ぶ姿に、
都会っ子の中にある逞しさを感じました。
これから春まで子供たちの手で切り返しをしながら熟成を待ちます。
短い時間でしたが、パワーあふれる子供たちと一緒に楽しい生ごみ堆肥作り、
土の中の小動物や目に見えない微生物の働きで堆肥化して肥沃な土となり、
その土で植物が育ち、
私たちは日々その恵みを受けているという
自然の営みの不思議さ、素晴らしさに気付くきっかけになれば何よりです。
今後もこのプランターの堆肥で野菜が育つまで
子供たちの活動を見守り、
支援させていただきたいと思います。 (ikiiki)