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とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

「ひとが主役のまちづくり」

2011年11月01日 | とだ*やすこのまなびとひろば
第5回とだ*やすこの「まなびとひろば」のお知らせ

「ひとが主役のまちづくり」 ~ 少子高齢化社会と都市政策 ~

日時:11月27日(日)午後2時~4時
場所:ふれあいセンター 1階 健康教育指導室

講師:橋本善之さん(京田辺市建設部長・NPO再生塾ラーニングファシリテータ)
申込:不要  参加費:無料  定員:50名

都市政策(まちづくりの戦略)と都市計画(まちづくりの手法・戦術)に、市民の目線をいかに活かすかが、持続可能なまちづくりの課題。NPO再生塾(NPO法人・持続可能なまちと交通をめざす再生塾)ラーニングファシリテータとして、学びとネットワークの水先案内人を努めておられる橋本善之さんを講師にお迎えします。

これからのまちはどうあるべきか。今、現在のお考えを語っていただき、行政、住民、そして議会が、それぞれの立場でどうあるべきか、ともに考える機会にしたいと思います。貴重な機会です。みなさんのご参加をお待ちしています!


画像は、前回「まなびとひろば」の様子
講師は、ヴィレッジトラスト・つくだ農園の渡辺雄人さん
お話のタイトルは「たんぼの価値再発見『機会』化農業の提案」!
若者の就農と大都市近郊農業の可能性について・・・感動しました
コメント (2)
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「計画を止めてください!」の声に

2011年11月01日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅の西側に広がる桜井の農空間を、多くの島本町民が愛しています。たくさんの思い出があるからです。わたしにとっては、子どもと歩いて保育所に通った道です。「駅前なのに農地保全?」町外の方には、おそらく理解しがたい感覚かもしれません。あそこだけは、なんとか残してほしい、農地を壊してしまったら絶対にいけない、という声をたくさんいただいています。今回は、当ブログ「いまここ@島本」に、「地元住民」さんから切実なコメントをいただきました。「(開発の)計画を止めてください!」と・・・

しかし、この件に関しては、計画を止めるという権限が、現在、議員のわたしにはありません。農地保全の必要性を訴えることは、同時に、開発事業に反対することになります。大学立地にも否定的となると、売却を望んでおられる当該地区の地権者のみなさんと敵対する関係のように思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。また、農地を手放して売却を望んでおられる方こそ、今まで土地を耕し「農」を守ってこられた方であり、収入さえあれば、できれば遺したいと思っておられる方もいらっしゃると思います。

町の姿勢は一貫して「地権者のご意向を尊重して・・・」ですが、本来、地権者のみなさんのご意向を丁寧に把握、尊重するのは当たりまえのことです。有効的な土地の利活用(土地の売却、マンション経営や賃貸契約による運用)によって、今よりも豊かになろう希望とされることもまたごく自然のことです。誰もがより豊かであること、それはとても素晴らしいことです。そのことを否定したり、阻害したり、避難したりすることは貧しい考え方、とわたしは思います。

しかし、わたしは住民のみなさんに議席を委ねられた議員です。地権者の代表者、代弁者ではありません。島本町の有権者、納税者、生まれたばかりの赤ちゃんや未成年まで、すべての住民にとって、よりふさわしい島本町の「まちづくり」、桜井地区の「街づくり」の将来像(20年、30年先)を思うとき、駅前農地を失ってしまった島本町が、今よりも魅力的で創造的であるという確信をもつことが、どうしてもできないでいます。

大阪・京都という都心を結ぶ私鉄沿線の駅で、他に類をみない風景。これから、ますます、その価値が高まっていくという、ゆるぎない予感、確信がわたしにはあります。島本町の住民でなければわからない島本町民の誇りと安らぎ。農業では食べていけないという地権者の事情と、人口3万人の住民を抱える基礎自治体の運営。わたしは、議員として当然、後者の立場にたって発言します。そして、もし駅がここにできていなかったら・・・と考えるとき、市街化区域内で所有する農地に課せられた税金を払っておられる方が町内の他地区に少なからずいらっしゃることを思います。

たとえば、駅西側を農空間広場と位置付けて、地権者に一定の配慮を(補助金・賃貸料など?)したうえで、市街化調調整区域のまま町をあげて保全対策をとったとしても、それが地権者の財産を著しく脅かすことになるとは思えない・・・個人的にはそのように考えています。「農業では食べていけない」問題は「JR西側地区の街づくり」の課題と、別に解決されてもよいのではないか。後者は、島本町全体の「まちづくり」の視点を欠いては成り立たない課題です。

かろうじて現存する農と里山の風景を失えば今ある魅力を失い、かといって、たとえば大学立地によって「学術都市」(?)としての魅力を新たに創造するには、農地を保全するよりもさらに努力と工夫がいる!と戸田は考えています。町には、学術都市として生きていく風土や基盤、歴史、住民の総意がない。ここが問題です。文化の殿堂ともいえる広場を失うことによって、地域と町の双方が誇りを失うことが怖い。地域の力、町の活力が失速することが考えられます。

本来ならば開発事業をしない方が不自然といえる駅周辺ですが、島本駅の場合は、大学!ならば大歓迎!といえない事情があります。町がそのことを、キチッと把握して政策決定するかどうか。それが大事。ここを訴え続けているのです。大学であろうと、中・高一貫校であろうと、専門学校であろうと、工場であろうと、ショッピングセンターであろうと、里山の稜線と田園風景が連続し、季節ごとの風の匂いが、ホームに降り立った人びとに感動と安らぎを生む現在の魅力を壊してしまう。

私有財産の問題だからやむを得ないと諦観し、いざ壊れてしまってからその変貌に悲鳴を上げ、涙して悔やむことになる・・・それは避けたい、そう考えます。
(未構成段階でUPしてしまい、一部加筆修正しています)


画像は、初夏の桜井地区
ここに、奈良の西大和学園が大学立地を希望されています
中・高一貫校の設置将来構想を見込んでなのでしょうか
楠公道路で進学塾の看板設置が進められています

コメント
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