朝、9時半より「個人情報保護運営審議会」を平野議員とともに傍聴。案件のひとつ「人権文化センターでの行政サービス開始(12月を予定)」に、個人情報保護の観点から、非常に厳しい意見が審議会委員から出されています。戸田が心配していた点を鋭く追及、質問される委員に頼もしさを感じる一方、担当課長の説明、対応姿勢を評価しています。慎重審議検討した内容を、厳しく強く否定されるのは、本来、気分のいいものではありません。人間ですから。ただ、その批判のポイントを粘り強く、注意深く聞き取り、整理し、ときに非を認めて、再検討する姿勢、これが管理職の度量というものです。人権推進課の担当する審議会を傍聴して、毎回、思うことです。
本日の報告、雑記は上記を含めて3点。
過日、7日の「議会だより編集委員会」は、第150号の編集作業でした。終了間際に伊集院委員から、現在「部会の情報提供のあり方について一定の確認事項を設けること」として実質の審議、議論を中断している「議会改革特別委員会」に関連する記事掲載について、提案がありました。提案された記事(案)掲載の是非については大きく意見が分かれ、採択(賛成は伊集院・東田:反対は戸田・高山)結果2:2となり、川嶋委員長判断で「掲載する」こととなりました。
記事案の文章表現については、検討の必要あり(受け入れがたい!)ということで合意、人びとの新しい歩み・共産党が会派にもちかえって検討することを求めました。対案があれば9日までに提出ということで、今日、急遽、審議会傍聴後、平野議員と議論、検討しました。この件に関して、継続して編集委員会が開かれます。
□次回「議会だより編集委員会」のお知らせ
11月15日(火)午前10時~ 役場3階委員会室にて
案件は「議会だより第150号・議会改革特別委員会の記事について」
それにしても、議会だより編集委員会は、過去2年、もっとも疲れが溜まる委員会でした。4月から委員長が変わった後、多少の変化はみられるものの、根本的には自公民と共産・市民派で意見が分かれ、多くのことが数の論理で決定していきます。一般質問の質問者の氏名掲載など、すぐに解決改善できそうなことが、さまざまな理由により延々と検討中のまま。自民・民主で委員長ならびに副委員長を務める「議会改革特別委員会」がからむ案件となれば、そのいずれもが「議会だより編集委員」ということもあり、さらに混乱しがち・・・
現在の定数では、結果として、ひとりの議員が複数の委員会に所属することになり、議論が平行したり、交差したりで問題が複雑化していると戸田は感じています。
各委員会の権限を重視(もちろん、とても大事!)、「議会改革特別委員会」「議会だより編集委員会」「会派代表者会議」間において、案件のキャッチボールが行われ、結果として物事が先に進まず、なにが改革なのか先行きが不透明になること、しばしまです。感情的な発言や進行のあり方は論外。ここで愚痴るのも恥ずかしいありさまです。しかしこれが、わたしをはじめ、多くの議員の無力感と怒り、疲れの主な原因になっています。
一期目の議員として認識不足、未熟さを認めつつ、平野議員はもとより、共産・民主会派のベテラン議員に教えを請うと、経験不足や認識不足はあっても、わたし自身の考え方、方向性は間違っていないことがわかります。みな同じ思いなのです。経験を積めば町政にさらに貢献できる!頑張るぞ!と気合を入れて、気分一転。その繰り返しです。住民のみなさんからのご支持とお声かけが、わたしにとっての最高の励み。直接お話しする機会と余裕がなく、補う意味で、ブログでの活動報告を続けています。
一方、よく耳にする「議員の報酬が多すぎ」「人数が多すぎ」というご批判は真摯に受け止めつつ、基礎となる報酬の削減、定数削減には反対の立場です(暫定的に必要な削減、職員報酬削減に合わせた削減は前向きに検討)。なぜそうなっているのか、どうすれば議会の重要性を理解していただけるのか、議会が自ら市民のもとへ出向き、常に(選挙対策ではなく)議会報告に努める姿勢こそが、全国的な潮流である「議会改革」の骨子!なのです。
それにより市民が、自ら、自分が住む市町村の将来に責任をもつこと!が大事なのです。「夕張の哀しみ」から学び取ったことです。
住民の代表機関として議会に求められていることは、ひとりでも多くの方を生活苦、いわれのない差別、孤独感から解放される社会を創ることが最重要課題であり、定数・報酬を削減すれば、むしろ、その実現から遠ざかりかねないと、戸田は危惧しています。行政、議会を取り巻く環境は以前と激変しています。財政難の長期化、行政の仕事の多様、細分化、あるいは地方分権により、議会の役割は増し、特に予算・決算審議の重要度は過去にもまして重要となっています。
行財政の健全化を重視するあまり、議会改革=定数の削減という考え方が市民権を得ましたが、これに警笛を鳴らす専門家は少なくありません。議員になった当初、自主参加した「自治体財政、予算の見方」をテーマとする地方議員対象の研修(宿泊・集中型)においても、「予算・決算特別委員会の重要性」「町費における議会費の比率を民主主義のコストと考える視点の重要性」などを学び取りました。今回、9月議会の平成22年度の決算審議で、その意味がさらによく理解できました。
午後は、大阪府北部地区議長会の研修会。箕面市の「風の杜」に行ってきました。「東北地方太平洋地震と関西・北摂の地震活動」をテーマに、京都大学防災研究所地震予知研究センターの准教授・片尾浩先生の講演を拝聴。第一線の高度な学問のわかりやすい解説で、現在パブリックコメント募集中の「都市計画マスタープランにも「地震」「活断層」の視点が必要であることに気づきました。
終了後は、懇親会として会席の場が設けられ(自費)参加しました。今年の幹事は、島本町の岡田議長、サポートを島本町議会事務局が担当しました。議員ならびに事務局職員が、事務処理、調査研究、提出書類作成などを抱え、「公務に準ずるもの」とみなされるのかどうか微妙な位置にある、こういった各種行事を継続していくことの意味を、常に考えることこそが「改革」。かつては「ボーリング大会」(?!?)であったと3期目の議員に聴き(つまり、ほんの10数年前!)時代に応じて改善する必要性を痛感しました。
画像は、箕面市の「みのお山荘・風の杜」ロビーからの景色
帰る頃には夜景
空気の冷たさに街の灯りが冴えていました
本日の報告、雑記は上記を含めて3点。
過日、7日の「議会だより編集委員会」は、第150号の編集作業でした。終了間際に伊集院委員から、現在「部会の情報提供のあり方について一定の確認事項を設けること」として実質の審議、議論を中断している「議会改革特別委員会」に関連する記事掲載について、提案がありました。提案された記事(案)掲載の是非については大きく意見が分かれ、採択(賛成は伊集院・東田:反対は戸田・高山)結果2:2となり、川嶋委員長判断で「掲載する」こととなりました。
記事案の文章表現については、検討の必要あり(受け入れがたい!)ということで合意、人びとの新しい歩み・共産党が会派にもちかえって検討することを求めました。対案があれば9日までに提出ということで、今日、急遽、審議会傍聴後、平野議員と議論、検討しました。この件に関して、継続して編集委員会が開かれます。
□次回「議会だより編集委員会」のお知らせ
11月15日(火)午前10時~ 役場3階委員会室にて
案件は「議会だより第150号・議会改革特別委員会の記事について」
それにしても、議会だより編集委員会は、過去2年、もっとも疲れが溜まる委員会でした。4月から委員長が変わった後、多少の変化はみられるものの、根本的には自公民と共産・市民派で意見が分かれ、多くのことが数の論理で決定していきます。一般質問の質問者の氏名掲載など、すぐに解決改善できそうなことが、さまざまな理由により延々と検討中のまま。自民・民主で委員長ならびに副委員長を務める「議会改革特別委員会」がからむ案件となれば、そのいずれもが「議会だより編集委員」ということもあり、さらに混乱しがち・・・
現在の定数では、結果として、ひとりの議員が複数の委員会に所属することになり、議論が平行したり、交差したりで問題が複雑化していると戸田は感じています。
各委員会の権限を重視(もちろん、とても大事!)、「議会改革特別委員会」「議会だより編集委員会」「会派代表者会議」間において、案件のキャッチボールが行われ、結果として物事が先に進まず、なにが改革なのか先行きが不透明になること、しばしまです。感情的な発言や進行のあり方は論外。ここで愚痴るのも恥ずかしいありさまです。しかしこれが、わたしをはじめ、多くの議員の無力感と怒り、疲れの主な原因になっています。
一期目の議員として認識不足、未熟さを認めつつ、平野議員はもとより、共産・民主会派のベテラン議員に教えを請うと、経験不足や認識不足はあっても、わたし自身の考え方、方向性は間違っていないことがわかります。みな同じ思いなのです。経験を積めば町政にさらに貢献できる!頑張るぞ!と気合を入れて、気分一転。その繰り返しです。住民のみなさんからのご支持とお声かけが、わたしにとっての最高の励み。直接お話しする機会と余裕がなく、補う意味で、ブログでの活動報告を続けています。
一方、よく耳にする「議員の報酬が多すぎ」「人数が多すぎ」というご批判は真摯に受け止めつつ、基礎となる報酬の削減、定数削減には反対の立場です(暫定的に必要な削減、職員報酬削減に合わせた削減は前向きに検討)。なぜそうなっているのか、どうすれば議会の重要性を理解していただけるのか、議会が自ら市民のもとへ出向き、常に(選挙対策ではなく)議会報告に努める姿勢こそが、全国的な潮流である「議会改革」の骨子!なのです。
それにより市民が、自ら、自分が住む市町村の将来に責任をもつこと!が大事なのです。「夕張の哀しみ」から学び取ったことです。
住民の代表機関として議会に求められていることは、ひとりでも多くの方を生活苦、いわれのない差別、孤独感から解放される社会を創ることが最重要課題であり、定数・報酬を削減すれば、むしろ、その実現から遠ざかりかねないと、戸田は危惧しています。行政、議会を取り巻く環境は以前と激変しています。財政難の長期化、行政の仕事の多様、細分化、あるいは地方分権により、議会の役割は増し、特に予算・決算審議の重要度は過去にもまして重要となっています。
行財政の健全化を重視するあまり、議会改革=定数の削減という考え方が市民権を得ましたが、これに警笛を鳴らす専門家は少なくありません。議員になった当初、自主参加した「自治体財政、予算の見方」をテーマとする地方議員対象の研修(宿泊・集中型)においても、「予算・決算特別委員会の重要性」「町費における議会費の比率を民主主義のコストと考える視点の重要性」などを学び取りました。今回、9月議会の平成22年度の決算審議で、その意味がさらによく理解できました。
午後は、大阪府北部地区議長会の研修会。箕面市の「風の杜」に行ってきました。「東北地方太平洋地震と関西・北摂の地震活動」をテーマに、京都大学防災研究所地震予知研究センターの准教授・片尾浩先生の講演を拝聴。第一線の高度な学問のわかりやすい解説で、現在パブリックコメント募集中の「都市計画マスタープランにも「地震」「活断層」の視点が必要であることに気づきました。
終了後は、懇親会として会席の場が設けられ(自費)参加しました。今年の幹事は、島本町の岡田議長、サポートを島本町議会事務局が担当しました。議員ならびに事務局職員が、事務処理、調査研究、提出書類作成などを抱え、「公務に準ずるもの」とみなされるのかどうか微妙な位置にある、こういった各種行事を継続していくことの意味を、常に考えることこそが「改革」。かつては「ボーリング大会」(?!?)であったと3期目の議員に聴き(つまり、ほんの10数年前!)時代に応じて改善する必要性を痛感しました。
画像は、箕面市の「みのお山荘・風の杜」ロビーからの景色
帰る頃には夜景
空気の冷たさに街の灯りが冴えていました