京都小旅行の続き。
二条駅から地下鉄に乗り、降りたのは蹴上。向かったのは南禅寺です。
南禅寺も学生時代の思い出深い場所。南禅寺境内にある老舗料亭旅館で、大学卒業前の半年ほど、いわゆる皿洗いのバイトをやってた時期がありました。
今でも忘れられないのが大学卒業前の正月、一度京都の正月を経験してみようと思って実家帰りをしなかったんですね。料亭旅館ですからもちろん正月もやってますから人手が足りず、その時の年末年始は毎日のように皿洗いに駆り出されていました。元旦の朝、料亭の厨房ならではのおごそかな儀式を見せてもらい、小生も京都独特の白味噌雑煮をご馳走になったりして。これも学生時代の京都らしい一つの思い出です。
もちろん老舗の料亭ですから今も変わらぬたたずまいでそこにありました。まあ、小生も子供が手を離れたらカミさんと二人でここに泊まりに来たいな。実はカミさんとの初デートは南禅寺から哲学の道だったような気が。
しかし南禅寺、人の多いこと。一応4年間は京都市民でしたけど、ここまで人が多かったという記憶はありません。確かに紅葉のピークで美しかったのは間違いないんですけどね。
ちなみに写真は南禅寺敷地内にある水路閣とやら。琵琶湖疎水がこの上を流れています。寺の敷地にこんな仏教文化とは全く別の文化遺産が残っているというのも不思議なものです。実は学生時代に見に来た憶えがあんまりないので、これを見たかったというのも南禅寺に来た理由の一つ。何故見たくなったかというと…映画「姉妹坂」ですね。大林宣彦監督、沢口靖子主演のあまりに悲しい悲しい物語。この映画を見たときに残った印象が、保津峡とこの南禅寺~インクライン~水路閣なんです。正直この映画は二度と見たくありません。あまりに悲しすぎるから…。でもそれがトラウマのように思い出されてしまうほど、インパクトのあった映画でした。ちなみに富田靖子がディスコでビール飲んで踊りまくるというちと意味不明で笑えるシーンがあったんですが、飲んでいたビールが今のデザインになる前のアサヒビール。あぁアサヒビールの缶のデザインって昔はあんなんだったんだ~という妙な印象から小生にとって意味もなく忘れられないシーンの一つであります。
ホントなら南禅寺から哲学の道に抜けたいところだったんですが、そこまでの時間もなかったもので、当時南禅寺に通っていた道のりをトレースしてみました。もう20年も前のこと、当時は全くそんな意識はしてなくて変な店構えやな~何の店やねん~と思ってたんですが、今や京都でも超がつくほど有名な料亭「瓢亭」の前を通り、坂を上がって今では京阪京津線も地下鉄になってしまった三条通に抜けます。東山三条から知恩院前方面に。
昨年と景色が変わっていたのはやっぱり一澤帆布関係。昨年は一澤帆布のはす向かいあたりに信三郎帆布の店舗があったんですが、今は一澤帆布の隣の隣くらいに店が移転していました。このような状態になる前の一澤帆布を知る者としてはこうもあからさまに張り合っているのもいかがなものかと思いますが、11月末に大阪高裁の判決も出ました通り、状況を見る限り信三郎帆布が正当な後継者であることは間違いありません。もう無理かもしれないけど、元の「一澤帆布」に戻って欲しいものです…。なんて書いてたらそういえば小生ショルダーバッグが欲しかったんだよな~。信三郎で買ってくればよかったと今更ながらちょっと後悔。
…既に日も暮れてきました。京阪三条駅で例のCD「京阪電車発車メロディCOLLECTION」を購入して、新京極通りをぶらぶらしながら木屋町のRAGに向かったのでありました。
二条駅から地下鉄に乗り、降りたのは蹴上。向かったのは南禅寺です。
南禅寺も学生時代の思い出深い場所。南禅寺境内にある老舗料亭旅館で、大学卒業前の半年ほど、いわゆる皿洗いのバイトをやってた時期がありました。
今でも忘れられないのが大学卒業前の正月、一度京都の正月を経験してみようと思って実家帰りをしなかったんですね。料亭旅館ですからもちろん正月もやってますから人手が足りず、その時の年末年始は毎日のように皿洗いに駆り出されていました。元旦の朝、料亭の厨房ならではのおごそかな儀式を見せてもらい、小生も京都独特の白味噌雑煮をご馳走になったりして。これも学生時代の京都らしい一つの思い出です。
もちろん老舗の料亭ですから今も変わらぬたたずまいでそこにありました。まあ、小生も子供が手を離れたらカミさんと二人でここに泊まりに来たいな。実はカミさんとの初デートは南禅寺から哲学の道だったような気が。
しかし南禅寺、人の多いこと。一応4年間は京都市民でしたけど、ここまで人が多かったという記憶はありません。確かに紅葉のピークで美しかったのは間違いないんですけどね。
ちなみに写真は南禅寺敷地内にある水路閣とやら。琵琶湖疎水がこの上を流れています。寺の敷地にこんな仏教文化とは全く別の文化遺産が残っているというのも不思議なものです。実は学生時代に見に来た憶えがあんまりないので、これを見たかったというのも南禅寺に来た理由の一つ。何故見たくなったかというと…映画「姉妹坂」ですね。大林宣彦監督、沢口靖子主演のあまりに悲しい悲しい物語。この映画を見たときに残った印象が、保津峡とこの南禅寺~インクライン~水路閣なんです。正直この映画は二度と見たくありません。あまりに悲しすぎるから…。でもそれがトラウマのように思い出されてしまうほど、インパクトのあった映画でした。ちなみに富田靖子がディスコでビール飲んで踊りまくるというちと意味不明で笑えるシーンがあったんですが、飲んでいたビールが今のデザインになる前のアサヒビール。あぁアサヒビールの缶のデザインって昔はあんなんだったんだ~という妙な印象から小生にとって意味もなく忘れられないシーンの一つであります。
ホントなら南禅寺から哲学の道に抜けたいところだったんですが、そこまでの時間もなかったもので、当時南禅寺に通っていた道のりをトレースしてみました。もう20年も前のこと、当時は全くそんな意識はしてなくて変な店構えやな~何の店やねん~と思ってたんですが、今や京都でも超がつくほど有名な料亭「瓢亭」の前を通り、坂を上がって今では京阪京津線も地下鉄になってしまった三条通に抜けます。東山三条から知恩院前方面に。
昨年と景色が変わっていたのはやっぱり一澤帆布関係。昨年は一澤帆布のはす向かいあたりに信三郎帆布の店舗があったんですが、今は一澤帆布の隣の隣くらいに店が移転していました。このような状態になる前の一澤帆布を知る者としてはこうもあからさまに張り合っているのもいかがなものかと思いますが、11月末に大阪高裁の判決も出ました通り、状況を見る限り信三郎帆布が正当な後継者であることは間違いありません。もう無理かもしれないけど、元の「一澤帆布」に戻って欲しいものです…。なんて書いてたらそういえば小生ショルダーバッグが欲しかったんだよな~。信三郎で買ってくればよかったと今更ながらちょっと後悔。
…既に日も暮れてきました。京阪三条駅で例のCD「京阪電車発車メロディCOLLECTION」を購入して、新京極通りをぶらぶらしながら木屋町のRAGに向かったのでありました。