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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ハッピーフライト

2008-12-08 23:23:54 | Weblog
映画「ハッピーフライト」を見ました。
といいますのも、京都から帰ってきたその日、「サンライズ瀬戸」では東京に到着するのがあまりに早い!せっかくこんだけ朝早く東京にいるんだから、このまんままっすぐ家に帰るの勿体無いな~と思ったのもあり、手許に東宝直営の映画館にだけ使える共通前売券があるにもかかわらず、いかんせん埼玉では使える映画館がなくて家族置いて1人で東京まで見に行くわけにもいかず、このままではムダになってしまいそうだったもので。
もちろん8時くらいから上映するところはないだろうから、それじゃあってんで、今から移動すれば最初の上映に丁度いい時間になるであろうということで、わざわざ府中の東宝シネマズまで足を伸ばして見てきたのであります。

前置きはともかく、この「ハッピーフライト」、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」に続く矢口史靖監督の作品。小生「スィングガールズ」にはかなりハマってしまった経緯もあって期待の映画だったということもありつつ、何といっても音楽がミッキー吉野で、レコーディングには鳴瀬喜博にTOMMY SNYDERなんてメンツも参加しているというところが見どころ(いや聴きどころか)だったのです。
いや~面白い。どんな職場であっても独特の常識があって、それって傍から見ると実はコミカルなものだったりするわけで。また、飛行機を飛ばすというあまりに日常的な世界の中に、これだけの人がかかわり、みんな何かしら嫌な思いをどこかでしながらも頑張っている、という姿には働く人間としての共感があります。

ただ…でもね、モノが飛行機なだけに、下手すりゃ落っこちて命がないという微妙なシチュエーション。にもかかわらず、機体トラブルで嵐の中を引き返し、見習いパイロットがいわばカンだけを頼りに着陸をなんとか成し遂げるという、実際にはどれだけあるトラブルなのかわかんないですけど、ドラマとしては見応えがありつつも自分がその乗客だったとしたら…と思うと単純に面白いと言ってしまってはいけないような気が。タイトルからして「ハッピーフライト」、もっと平和な映画かと思ってたら、乗客にしてみたらこれの一体どこがハッピーなんだ?と言わざるを得ません。ANAとしてはこれだけの人々が安全確保のために一生懸命働いているんだというPRの目的もあってか全面的に映画制作に協力したんでしょうけど…正直これ見たらあんまり飛行機に乗りたいと思いません。いや、もちろん事実としてパイロットにしたってCAにしたって見習いから一人前に、立派になっていくのはわかるし当然なんですけど、そんな乗客としては見たくないし知りたくもない部分をここまで見せ付けられてしまうのもいかがなものかと。知らないのが幸せ、ってことが世の中にはあるものです。これでよくまあANAがOKしたな~というのがリアルな感想です。

あ、もちろん音楽はカッコイイです。ミッキー吉野が「クール」をコンセプトに作った曲はジャズっぽかったりナルチョのチョッパーがうねるファンクだったり。結構聴き応えありそうなんでサントラ盤買ってみようかな。
コメント
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