TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

エコという商売

2008-12-12 01:12:28 | Weblog
世の中エコという言葉がはびこっておりますが、今日、ちょこっと「エコプロダクツ2008」なる展示会を見てきました。
正直消費電力とか燃料削減のために企業は何から取り組めばいいのか?的な提案がいろいろあればと期待して行ったのですが、そんな内容はほんの一部。要はエコ商品と名のつくものはなんでもございの商品展示がメインの展示会でしたね。産業機械あり、民生電化製品あり、企業としてのエコ活動PRあり、エコレストラン?あり、エコ企業への就職セミナーあり、ま、一体これのどこがエコなんだ?というものも含めエコを標榜するものをとにかくかき集めた感じで、それなりに楽しめたのは事実ですが、なんかこう、誰に向けて何を見せたい、主張したいのかがよくわからん展示会ではありました。

ペーパーレスのために液晶画面を資料にしての会議システム…そりゃ紙使わないのはいいけど、液晶モニター自体電気を食うし作るのにどんだけエネルギー使てんねん。あっちこっちのブースでアンケートに答えるとエコバッグやら文房具やらカレンダーやらのプレゼント!とかやってるけど、そんなんようけもろてもまた結局ゴミになるだけやんけ…。環境ビジネスといえばCO2排出権取引?それってなんかCO2を減らすという最終目的からすると本末転倒のような…。ペットボトルの重さをちょこっと減らして材料と輸送エネルギーを削減しました…そもそもコスト削減が目的だろうし、そんな大層な話でもなかろうに…。そりゃハイブリッド車とかならともかく、燃費10kmもいかないようなミニバンにエコマーク付けて得意げにされてもなぁ…?

とにかく流行りの言葉「エコ」を名乗れば何でもあり、という雰囲気にどうも違和感があります。結局現況を前提何から始めたらいいのか、というより既存のものを放棄して新たに「エコ」なるものを導入しないと始まらないみたいな内容が多すぎて、つまりは新たなモノを買わせようとしている…。ちょっと騙されているような違和感の原因はそこにあるのかな。

せめて個人的には買い物にはマイバッグを、電気はこまめに消して、できるだけ公共交通機関を使い、ゴミの分別をちゃんとする…。新しい電化製品は消費電力の少ないものを買う、もちろん使えるものは出来るだけ長く使う。まずはこれを徹底するのがやっぱり先なんでしょうし、せめてもの罪滅ぼしのような。
でも音楽はダウンロードの方がもしかしたらエコなのかもしれないけど、やっぱり相変わらずCDじゃないといやだな…という自己矛盾は如何ともし難い。
コメント
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