TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

THE END OF THE INNOCENCE / DON HENLEY

2009-01-26 00:09:25 | AORとか
DON HENLEYついでということで、ソロ3作目である「THE END OF THE INNOCENCE」のご紹介。

前作「BUILDING THE PERFECT BEAST」から5年の歳月を経て1989年にリリースされたのがこの「THE END~」です。
ソロ1作目から2作目、そしてそのまま今作も引き続きプロデュースはDANNY KORTCHMARとの共同名義になっています。その意味でやっぱりDON HENLEYらしい陰のある楽曲と派手なロックナンバーが同居しているスタイルはそのまま。それでも5年という月日がそうさせているのでしょうか、DON HENLEYらしさに磨きがかかり、更に大人な落ち着いた雰囲気がこのアルバムを支配しているように思います。「THE END OF THE INNOCENCE」や「THE LAST WORTHLESS EVENING」に「NEW YORK MINUTE」、そして「THE HEART OF THE MATTER」あたりなんかシングルカットされた関係もあるんでしょうけど、このアルバムの色を印象付けているようにも思います。BRUCE HORNSBYとの共作でありBRUCEのピアノ・シンセ、そしてWAYNE SHORTERのソプラノサックスがフィーチャーされたタイトルチューン「THE END~」の黄昏た雰囲気は、我々世代には郷愁を感じざるを得ません。
もちろん派手目なロックナンバーもあるんですけど、「JOHNNY CAN'T READ」みたいな浮いた感じもあまりなくって、だいぶこなれてきたというか、DON HENLEYに合わせた楽曲に絞ってきているような気も。今作からボーカリストとして専念しているというところもあるんでしょうかね、ちなみに若干残念なところもあるんですけどこのアルバムではDON HENLEYはドラマーとしてのクレジットはされてません。それとBRUCE HORNSBY、WAYNE SHORTER、GUNSのAXL ROSE、TAKE6がゲスト参加しているあたりが話題でもありました。もちろん前作に続いて「NEW YORK MINUTE」でJEFF PORCARO、DAVID PAICHも参加してますね。

余計な話ですが、昔はアフロみたいな髪型だったDON HENLEY、このアルバムのジャケ写は当時のカフェバーの店員さんによくいたような前髪を垂らした髪型になっていてやたらとお洒落風スタイルになってるのが似合ってるんだろうけどもなんか妙で笑ってしまった。

THE END OF THE INNOCENCE / DON HENLEY
DON HENLEY/PATTY SMYTH/VALERIE CARTER/W.AXL ROSE/TAKE 6/IVAN NEVILLE/CHARLIE DRAYDEN/J.D.SOUTHER/SHERYL CROW/JULIA WATERS/MAXINE WATERS(vo)DANNY KORTCHMAR/WADDY WACHTEL/JOHN COREY/MIKE CAMPBELL(g)BOB GLAUB/PINO PALLADINO/LARRY KLEIN(b) BRUCE HORNSBY/JAI WINDING/DAVID PAICH(keys)STEVE JORDAN(g,ds)JEFF PORCARO/JIM KELTNER(ds)MICHAEL FISHER/STAN LYNCH(perc) WAYNE SHORTER(sax)
コメント
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