SIMON PHILLIPS ～PROTOCOL II～

今日、COTTON CLUB公演に行ってきました。
あの要塞ドラムセットをフル活用するパワフルなドラミング。何が感動したって、ドラムの音の響きがCDと一緒。アタックが強くて深みのある響きのタムに、時々テクニカルに織り交ぜられるオクタバンの軽快さ。ゴングバスは・・・意外とアタック音だけで期待したほどの迫力はなかったりして。

今回初めてSIMONのドラミングをじっくり見ることで改めて気付きました。やっぱりあの独特のSIMON PHILLIPSならではドラミング・タム回しって、左手でハイハットを叩いているからこそ成り立っているんだな～と。ハイハットを刻みながらタムを回したりは、右手ハイハットだと手が交差してしまって非常にやりにくい、てかできない。左手ハイハットならば右手が完全フリーで動けるので、スネアからタム・シンバルまで右手一本でハイハットと同時に好きなように叩ける。それが一聴してSIMONが叩いてるとわかる独特な音構成になっているんだろうな、と。
圧巻だったのはアンコールの「SPACE BOOGIE」。JEFF BECKの「THERE AND BACK」収録の鬼レベルドラミングのナンバーなのです。終わった瞬間悲鳴と歓声とスタンディングオベーションの嵐。
至近距離だからこそわかるこの繊細さと迫力を兼ね備えたドラミングに感嘆した今宵だったのです。

・・・今回何を血迷ったか誤って1STステージを予約してしまった・・・。前にも書きましたけど、時間に余裕のある、特に今日のような日曜日は2NDに行くべきだったのです。案の定、2NDの後にサイン会やりますだって。結局後ろ髪を引かれながらも東京駅に向かったのでありました。