理由

上原ひろみTRIO PROJECTの新作「ALIVE」。
おまけについてたDVDのインタビューにおける、SIMON PHILLIPSの発言が興味深いものでした。

日本語字幕を要約すると…
「アイデアと隣り合わせの危険、それがもたらす興奮。このトリオでは安全な演奏をすることよりも、常に限界を超えようとしている。守りに入らない、それが自分のやり方。」

・・・昨日のPROTOCOL IIでの演奏もそうでしたが、アグレッシヴさを前面に引き出した挑戦的プレイと、お互いの即興プレイが決まったときにもたらす高揚感・・・それが見ている者を魅了するのです。ヒット曲だからと言ってわ～っと喜ぶ観客とは異なる、すなわち演奏、個々のプレイそのものに対する観客の反応がストレートに伝わるのがこれらプロジェクトなんですよね。
確かにかっちりとした楽曲構成とプレイそのものに自由度が少ないロックバンドである、TOTOでの演奏ではそこは満たされないんだろうな...。なんだか気持はわかります。

TOTOを辞めた理由がそこにあるのであろうことがよくわかりました。

今日の通勤音楽
LIVE AT THE ROXY LA / BRAND X
ALIVE / 上原ひろみ TRIO PROJECT