TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TDKの60分テープ

2007-10-05 00:08:32 | Weblog
前回に引き続きしつこく昔話をもう一つ。

「SESAME STREET」で放映される「英語の歌」をとにかく録音したい、と思った当時小学生であった小生、家にあった武骨なモノラルのテープレコーダーをテレビにつないで録音しようとしたんですが、もちろんカセットテープが必要なわけです。
近所の電気屋まで買いに走りました。当時の小遣い全財産を持って。
そこで買ったのがTDKの60分テープ。高かったですね~、今でも覚えてます。1本450円もしました。おかげで当時の小生の小遣い1ヵ月分がほとんどふっとびましたからね。買えたからまだ良かったものの、そんなに高いものとは思いも寄らなかった。その時のショックは…一生忘れないんじゃないかな。

今じゃカセットテープなんて100円が普通ですから、30年以上前の450円の価値と比較するとどれだけ安くなっていることか…。やっぱり昔はモノが高かったし、おいそれと衝動的にモノが買える時代ようなじゃなかった。
レコードだってそうです。当時のLPレコードは2,500円が標準的な価格。LP時代末期には2,800円になりましたけど、今のCDは邦楽でも3,000円+消費税。輸入盤に至っては…旧盤ならば1,000円そこそこで買えちゃいますよね。音楽の値段というのも昔と変わらないか、収録時間もLP時代から長くなっていることもありますし、むしろ安くなっているともいえそうですね。

だけど、ライブのチケットだけは当時はホールコンサートでも4,000円前後だったものが、今では安くても6,000円、外タレだったら最低でも8,000円とちょいとインフレ気味。大量生産できるものは安くなるけど、大量生産できない、いわば人件費そのもののライブの値段だけは倍近くの値段になっている、という今日この頃。ライブハウスとかで4,000円くらいなら相当とは思いますが、どでかいホールで8,000円とか言われると…正直、高いですよね~。
ミュージシャンも売れてる人ならライブ一回やるだけでもの凄い儲かるんでしょうな。
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SUPERSTITION / STEVIE WONDER

2007-10-04 00:31:11 | AORとか
CLIFF RICHARDに続いて、小生の音楽原体験の話をもう少し。
洋楽を聴くようになったきっかけが「百万人の英語」だったということを先日書きましたが、そんなことを書いているうちに思い出したのが、洋楽ってカッコええ!と生まれて初めて思った瞬間のこと。

それは多分小生が小学生の頃、1970年代半ばでしょうか、テレビ番組「SESAME STREET」でした。
番組の中でSTEVIE WONDERが、「SUPERSTITION」をライブ演奏をしたんです。
ステージは番組の舞台であるSTREETの一画、画面が切り替わった瞬間、ドラムの8ビート刻みが始まり、例の独特なクラヴィネットのイントロが始まったんですよ。
ご存知かと思いますが「SESAME STREET」って短いいろんな映像、アニメだったりパペット劇であったり、舞台となるSTREETでのシーンであったりするんですが、これらの寄せ集めで構成されている番組です。その番組の中で突然そんなライブシーンが始まったもので、見ていた小生にとって、相当衝撃だったんでしょうね、未だにその始まった瞬間のシーンを覚えています。そして当時はまだアフロとまではいかないまでも、チリチリ頭だったSTEVIEがキーボードを叩きながら頭を揺らし揺らし歌う様も。
しかも、短い映像の寄せ集めのはずの番組ながら、このライブシーンに限ってははやたらと長かった。しっかりフルコーラス演奏したんでしょうね。他にもゲストで歌手が出演することは時折りありましたが、ライブのシーンもせいぜい数分だったと思います。それだけにこのライブが番組にとっても特別なものなんだな~と子供ながらも思ったものです。しかも名曲「SUPERSTITION」、ファンクがどうしたなんてことは何も知らない当時の小学生を、こいつはすげぇ、カッコええ!と感動させる足りる衝撃的なライブ映像でした。
この体験以来、「SESAME STREET」で放送する「英語の歌」を何でもかんでも録音するという、小生意気な小学生が出来上がってしまったのでした…。
ま、その後は人並みにAMラジオで歌謡曲のヒットチャート番組なんか聴くようになっっちゃったんですけどね、結局洋楽に回帰して、本格的にハマったきっかけが、「百万人の英語」だったということになります。

で、そんなことを書いていたら、ふとYOUTUBEにもしかしたらこの映像がないだろうか…と思い「STEVIE WONDER SESAME」で検索したら一発で出てきました。さすがです。感動です。YOUTUBEエラい!
http://www.youtube.com/watch?v=_ul7X5js1vE
んん~?ベースはもしかしてANTHONY JACKSON?
今聴いてみると演奏は結構雑ですね~。でもこれがまたライブっぽくていいんです。
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I’M NO HERO / CLIFF RICHARD

2007-10-02 23:10:33 | AORとか
前回に続いてまたCLIFF RICHARDの話です。

「WE DON'T TALK ANYMORE(恋はこれっきり!)」の大ヒットの後にリリースされたのがこのアルバム「I’M NO HERO」。(1980年リリース)
「WE DON'T~」は「ROCK'N ROLL JUVENILE」というアルバムに収録されているのですが、他の11曲はTERRY BRITTENという人が曲を書き、プロデュースをしているところ、この曲だけが異色でプロデューサーが違うし、曲もALAN ARNEYという人が書いてアレンジも行ってました。そこで、この「WE DON'T~」の大ヒットで味をしめたのかどうかはわかりませんけど、次作となった「I'M NO HERO」はそのALAN ARNEYが全面プロデュースして曲もほとんどがALAN ARNEYによるものになっています。
それだけに…このアルバムがいいんです!正直「ROCK'N ROLL~」のアルバムはこれ、という曲が少ないのですが、この「I'M NO HERO」は全てとは言わないまでも、ほとんどの曲が小生お気に入り。当時は財力もなかった小生、FMでほとんどの曲を流していたのをカセットテープに録音してこれまた繰り返し聴いておりました。前回も書きましたが、今また25年以上ぶりにアルバムを聴いていても曲順からメロディから、そして曲のキメのタム回しまで、やっぱり覚えているものなんです。
特に好きなのが1曲目「TAKE ANOTHER LOOK」4曲目「HERE」と8曲目「DREAMIN'」。

…生きることに不安を抱きつつもなんかよくわからないレールに乗りながら精一杯前を向いていこうとしていたあの頃…な~んて書きたくなるくらい聴いているとセンチメンタルな気分になりますね。音楽は自分の歴史でもあり、糧でもあったんです。

I'M NO HERO / CLIFF RICHARD
CLIFF RICHARD(vo,g)ALAN TARNEY(b)MICHAEL BODDICKER/NICK GLENNIE-SMITH(keys)TREVOR SPENCER(ds)
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WE DON’T TALK ANYMORE / CLIFF RICHARD

2007-10-01 23:45:50 | AORとか
KIRINの一番搾りSTOUTのCMのBGMに流れる「CONGRATULATIONS」という曲。
そうそう、「CONGRATULATIONS」といえばCLIFF RICHARDです。
CMを見ながらそんなことを考えてたら、無性に聴きたいモードに陥ってしまったのがCLIFFの最大のヒット曲と言われるこの「WE DON’T TALK ANYMORE」。

小生が洋楽に触れるようになった原体験が、当時文化放送でやっていた「百万人の英語」というちょっとポップな教育番組。
そこで毎週金曜だったか土曜日だったかに小林克也が講師として、「ENGLISH THROUGH MUSIC」というコーナーを担当していました。洋楽の歌詞から英語を学ぼう!というもので、思い出すだけでも、QUEENの「CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE」だの、BAGGLESの「RADIO KILLED THE RADIO STAR」だの、POLICEの「MESSAGE IN A BOTTLE」やら、EAGLESの「HEARTACHE TONIGHT」だの…思い出せばきりがないくらい、当時を象徴するようないろんな曲がネタとして取り上げられてました。
その中でひときわ小生の記憶に鮮烈だったのが、そうです、CLIFF RICHARDの「WE DON’T TALK ANYMORE」に他なりません。(ちなみに日本語タイトルは「恋はこれっきり!」といういかにな当時のセンス…)
歌詞に「USED TO…」というフレーズが多用されていて、これは「~したものだった」という用法である…みたいな講義内容まで未だに覚えているものですね、勉強になったものです。
それはともかく、この曲のポップさと1回聴いただけで覚えられるキャッチーさ。オルガンとエレピの中間のような、独特のキーボード音。そしてわかりやすいコーラス…好きでした、ハマりました。この曲だけ録音して何度も聴きました。

あまりの懐かしさに結局昨日CDを買ってしまったんですが、25年以上振り!に聴いてみると、歌詞もほとんど覚えていてそらで一緒に歌えてしまいます。やはり若かりし頃に夢中になった記憶ってなかなか消えないものです。そして時々その記憶がやたらと自己主張しはじめるものなのです。

WE DON'T TALK ANYMORE / CLIFF RICHARD (FROM ALBUM「ROCK'N ROLL JUVENILE」
CLIFF RICHARD(vo,g)ALAN TARNEY(g,b,keys,vo)TREVOR SPENCER(ds)
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