毒を放出!

日々生活のストレスを放出し、スッキリノビノビやっていこう!

蛙の大合唱

2006-05-14 22:05:20 | 日々思ったこと
蛙の大合唱の時期がやって来たようだ

先日の雨の時、田園の中を車で通りすぎることがあった。
その時はたまたまステレオを切ってあり、少し開けていた窓から「ゲコゲコゲコゲコ」とたくさんの声が聞こえた。




フト学生時代のことを思い出した。
夏の暑いある夜、当時一人暮らしをしていた私は部屋にいてもダラダラするだけだったので、当時バイトで貯めたお金で買った中古車で涼みに掛けることにした。
どこに行くでもなく田舎方面へ車を走らせる。
川を越え、丘を越え走っていると、月夜が綺麗なことに気付いた。
月を見ようと車を道の端に停めた。
田圃だらけの非常に静かで周りには民家もなく少し離れたところにしかその明かりは見えないところだった。
そしてエンジンも切る。
車が走行しているときのエンジン音や風切り音が耳に残っていたが、暫くするとそこの静けさに耳が慣れ来て、蛙の声が一斉に耳に入る。
他に車は走っていない。
人工的な音の出る物がない世界。
周りには何もないドーンと広い静かな田園の真ん中で、周りからはホンマにたくさんの蛙の声意外何も聞こえない。
空を見上げれば視界に入る背の高い建物は一切無く明るく光る月と、その周りに月明かりに紛れて薄く光る星が一面に見える。
「こんな時間があるのか・・・」と時間を忘れてボーッとしていた。


このシーンは今なお思い出す光景である。
ただ単なる田舎ちゃうの?と言われればそうではあるが、何故かその時の光景が忘れられない。
時間も気にすることなく、他の人を気にすることもなくその場で音も出さずに蛙の声だけを聞き月夜の田園の景色を見渡し、空を見上げる。
これだけのことだけど、忘れられない。
思いつきで車を走らせていった場所なので正確な場所も分からないが、今でももう一度行ってみたい衝動に駆られる。

当時も思ったけど、ムチャクチャ贅沢な時間の使い方だった。

今でもこれくらいの余裕が欲しい。。。




一緒にいた娘は今頃何をしているのだろう・・・←おい!話が違うだろ(笑)
コメント (6)
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