休みが回ってきた。
このところ頭の中はスノーシューハイクでいっぱいなので家族に無理を言ってまた行ってきた。
今回も天気予報はいまいちで雨マークが付いているような日だったけど“いける時に行く”が大事なので朝6時20分に目覚ましを掛け、雨が降ってないのを確認してから7時前に出発。
行き先は今回もマキノ。
しかし、現地に着くまで登る山は決めなかった。
で、現地に到着し準備を終えて雪質と天気を気にしながら、案内板を見る。
すると前回お会いしたここでガイドをやっておられる方にまた会った。
そして少し話をして、赤坂山にはこの連休に人がそこそこ入って踏み跡もあるし、寒風峠へ行くルートよりも楽だということを聞いて今回は赤坂山に登ることにした。
覚悟はしてたが今日は昨日に続き気温高めなので雪質は良くない。
(写真左)前回行ったところと、今回行くところの位置関係はこんな感じ。
(写真右)1キロ弱歩いたところで暑くなったのでアウターを脱いでザックにマウントする。
今日のウェアは前回よりもアンダーウェアを一枚減らして 速乾半袖Tシャツ<マイクロフリース<ハードシェルというレイヤリング。
下は前回と同じで保温タイツ<インナースパッツ付きスノーパンツ。
ザックの右端にカラビナを使ってぶら下げている水色のウチワのようなものはソリ。
イイ斜面があったらこれで遊ぶつもり。
(写真左)ヒールリフターを使うと登坂がかなり楽です。
しかし、今日の雪質は悪くボソボソ。
歩いてても楽しくない。
上に登って改善するのを期待しながら歩きます。
そしてゲレンデを離れてからしばらく続く松林は木々が進路を遮り歩きにくくつまらないパートです。
(写真右)尾根が少しづつ近づいてくる。
風がないので薄手2枚のレイヤリングでも寒くないです。
ブナの木平休憩所に到着。
雪はこの有様。
休憩所のほぼ屋根下まで積雪していて1.5Mを超えてるな。
ここからがいよいよお山歩きという感じ。
楽しんで歩くとします。
しかし、雪のせいでいつものルートが歩けず急斜面を直登するなど想像以上にハードです。
で、その間は省略して尾根に近づきます。
(写真左)ここは高圧電線の鉄塔が見えてきたら山頂が近いしるし。
そして近づくにしたがって風が強くなってくる。
ここで暑くなって脱いでいたビーニーを被ろうとしたら・・・あるべきところになかった(汗)
どうやら落としたらしい(涙)
何も無しでは寒くてたまらんのでアウターについてるフードを被りやり過ごす。
しかし、風が強くてそのフードも煽られて仕方ない。
(写真右)いよいよ尾根に出る。
しかし空が見事に鉛色で風に乗って雪も舞ってきて気が滅入る。
「このまま吹雪いてきたらイヤヤやなぁ・・・」
尾根に出て踏み跡を頼りに山頂を目指す。
「この雪で山頂の道標や三角点が分かるのか?」と歩きながら思う。
その踏み跡は主にスノーシューだが、登山靴の跡もある。
スノーシューも履かずにここまで来ているのだろうか?
そして斜面にはスキーとボードが滑走した跡もある。
「好きな人はここまで担ぎ上げて楽しんでるんだな、オレもしたい!」
それにしても見事な雪原である。
「こんなところで一気に吹雪いてきたらホワイトアウトで方向感覚失うだろうな~」と思ったり。
写真中央に見えるコブの右は雪庇になっている。
その雪庇のアップ。
かなりの大きさ、高さ3Mはありそうだ。
(写真左)そのコブに登ると、その左が山頂であった。 あっさり見つかってちょっと拍子抜け(笑)
(写真右)そこから北を望む。
(写真左)来た南方面を望む。
(写真右)道標。
予定ではここで飯を食うつもりだったが、風が強くてとんでもない!
もう、ザックを下ろすのをもイヤになる強風である。
ザックにぶら下げてるソリが風に煽られ3回ぐらい頭しばかれて腹が立つし、写真だけ撮って早々に引き返す。
ちなみに、期待していた山頂の雪質はガシガシ。。。
風が当たるだけに凍って硬い。
今回は前回のようなフカフカパウダーにはありつけないようだ。
ちなみに、このときの気温は氷点下だろうと思って温度計を見たら2度程あった。
やはり、こういうところでの風は体感気温をすごく下げる。
(写真左)飯も食わず下山開始。
下山中は落としたビーニーを回収しなければならないのでキョロキョロしながら歩く。
(写真右)その下山中、
ソリを取り出して使ってみる。
ザック背負って、スノーシュー履いて使うものではないということに気付く。
もっと気分に余裕があるときに使いたい。
その後もビーニーを探しながら歩く。
ビーニー見つかる!
この日山の中で唯一お会いした方に「落ちてませんでしたか?」と聞いて「見なかったですよ」という返事をもらい別れて50M程歩いたら「白いヤツですかー?ここにありますよー」という大声が聞こえた。
なんてラッキー♪
しかし今日の下りは面白くなかった。
雪はボソボソで歩きにくいし、スノーシューを履いてても滑る。
尻餅3回ぐらいついたな。
TSLは下りのグリップ悪いのか?
そして天気予報どおり小雨がぱらついてくる。
山頂では雪だったが、下は雨だ。
面白くないのでひたすら下り、12時半頃麓着。
今日も温泉に浸かってから帰る。
コンディションは良くないと思いつつも来たが、やはりよい時の方が楽しいのは間違いない。