交通博物館 割引入館券

平成18年5月14日、多くのファンに惜しまれながら交通博物館が閉館しました。あれから早や2年半の年月が経ち、新しく大宮にできた鉄道博物館も1周年を迎えるまでになってしまいました。

当時、JR東日本のみどりの窓口では、交通博物館の割引入館券を発売しており、発券にあたっては「企画券」としてマルス端末に収納されていました。
閉館末期の交通博物館の入館料は大人310円・小児150円でしたが、この割引入館券を購入すると、たとえ当日であっても大人260円・小児130円となっており、もともとの入館料が安価に抑えられていたため、割引額はさほどではありませんでした。

   images (平成15年の割引入館券)

これは平成15年に三鷹駅にて発行された割引入館券です。
入館日の指定は無く、発行日から1箇月間有効となっており、有効期間内の開館日であればいつでも使用することができるようになっています。

   images (平成18年3月の割引入館券)

閉館が近づいた平成18年頃になりますと、発売日から1箇月の有効期間は変わりませんが、レイアウトが変わっています。さらに、変更された理由は分かりませんが、「交通博物館割引入館券」という表題が単に「交通博物館」だけに変更されています。割引入館券であることは右上のカッコ内に記載されていますので、敢えて割引入館券の文字を削除したのかもしれません。
また、利用内容の記載について、「発行日から1箇月間1回限り有効」である旨が付け加えられ、逆に下の案内文から有効期間の記述が消えています。
そして、休館の案内文の中に閉館日が5月14日である旨の記載が現れます。

   images (平成18年5月の割引入館券)

閉館直前1箇月を切ったころになると再び記載内容が変更されました。
表題は前回同様「交通博物館」だけですが、利用内容の記載から発行日から1箇月間1回限り有効の記述が消え、「発行日から最終開館日(5月14日)まで1回限り有効」である表現に変更されています。これは、従来どおりに有効期間を1箇月に設定しておきますと、閉館後に問題が起こるための対策と思われます。
また、休館日もあと残すところ3日しかないため、すべての休館日が記載されるようになっていました。

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