河口湖から東京電環ゆき

前回に引き続き、新宿駅誇線橋工事関連の話題です。


   images (東京駅ホーム案内表示板)


東京駅の中央線ホームです。
1番線ホームに到着予定の各駅停車武蔵五日市行も珍しいですが、もっと凄いことに、2番線ホームには各駅停車河口湖行が到着するようです。


   images (河口湖行側面表示…荻窪駅にて撮影)


確かに各駅停車の河口湖行です。


   images (河口湖行車内液晶画面表示)


当然ながら、車内の案内も各駅停車の河口湖行です。


河口湖駅は大月接続の富士急行線終着駅で、東京駅からの走行距離は114.4kmあり、途中、富士吉田駅で進行方向を変えながら、通常でも所要時間は約3時間かかります。
各駅停車で行くと、いったいどれほどの時間が掛かることでしょうか?便所の設備の無い通勤型電車では、少々きつい旅になりそうです。


   images (河口湖から、大人小児用)


ここで切符関連の話に戻りましょう。


これは、富士急行の前身である富士山麓電気鉄道時代の河口湖駅から東京電環(現在の東京山手線内)ゆきの乗車券です。
当時、まだ中央本線の列車はお世辞にも速い列車は無く、ともすれば気動車急行や旧型客車による普通列車が走っている時代であり、今のように手軽に行ける場所ではなかったかもしれません。
ましてや、富士山麓電気鉄道時代の富士急行線は今のような電車ではなく、昭和初期生まれの旧型の単行電車がのんびり走っていた路線だったようです。


   images (河口湖から、学割)


また当時、よほど需要があったのでしょうか、同区間の学割専用券も設備されていました。

そんな富士急行線の河口湖駅ですが、同駅は今でもログハウス風の駅舎のある観光地の玄関口となっている駅ではありますが、当時とは全く違い、毎日のように中央線の通勤電車が乗り入れている駅でもあります。

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