名古屋鉄道 硬券式補充片道乗車券

昭和57年8月に名古屋鉄道犬山線の岩倉駅で発行された、国鉄飯田線早瀬駅ゆきの片道乗車券です。



   



名鉄名古屋本線の終点であり、国鉄飯田線の基点でもある豊橋駅で接続するオーソドックスなルートの券ではありますが、あまり需要のある区間ではないため、常備券の設備はなく、補充券での発行となっています。



当時の名鉄では大手私鉄としては珍しく昭和50年代後半になっても補充券が硬券で残っておりました。


国鉄では昭和40年代前半に軟券式となってしまい、各私鉄は国鉄の例に倣って補充片道乗車券を軟券化していきましたが、南海電気鉄道と並んで、大手私鉄としては比較的近年まで硬券式が使用されています。

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