和歌山駅発行 高野山ゆき連絡乗車券

昭和52年4月に和歌山駅で発行された、南海電鉄高野山駅ゆき連絡乗車券です。


   


乗車経路は和歌山駅から和歌山線経由橋本駅乗換、南海電鉄高野線経由極楽橋駅乗換、南海電鉄鋼索線(高野山ケーブル)高野山駅となっています。

営業距離は63kmですが、当時は50km以上の乗車券については有効期間が2日間でありましたため、このような様式となっています。


国鉄線から南海電鉄線への連絡乗車券として見れば特に珍しいものではありませんが、極楽寺駅~高野山駅間は鋼索線というケーブルカーとなっており、国鉄線からケーブルカーへの連絡乗車券は、全国的に見ても珍しいものと思われます。


JR線から同鋼索線への連絡運輸は現在でもJR西日本線の一部の駅との間で実施されており、これは高野山が比叡山と並ぶ日本仏教の聖地である金剛峰寺をはじめとした一大観光地であり、連絡運輸の需要が大変高いことが伺われます。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )