JR東海東京駅発行 乗車票

JR東海の東海道新幹線精算口で発行された、東京都区内各駅ゆきの乗車票です。


   


JRC地紋の券売機用券紙に印字されたA型券となっています。

この乗車票は、東京駅までの乗車券を所持していない旅客が東京駅の新幹線改札口にある精算窓口で精算(区間変更)をした際に原券と交換で発行されるもので、東京都区内各駅まで乗車することができます。


   


裏面を見ると注意事項が印刷されており、JR東海の券売機用紙を使用していることがわかります。
同社の券売機用紙には裏面に注意事項が印刷されており、他社のものとは趣が異なります。


この乗車票は国鉄時代から継承されている様式で、以前は硬券によるものでした。


   


平成8年1月に発行された、硬券時代の乗車票です。

JRC地紋のB型硬券で、名古屋印刷場調製のものとなっています。
国鉄時代は東京印刷場調製のものが使用されていましたが、JR化後の同精算口はJR東海の管轄になりましたため、名古屋印刷場のものに替わっています。


   


東京都区内各駅ゆきの他に東京山手線内各駅ゆきのものもあります。これらは原券発駅が201km以上かどうかによって振り分けられています。


東京都区内ゆきの券を手にした平成8年以降、新幹線は指定席に乗車することのほうが多かったために東京駅で乗車券を精算する機会が全くありませんでしたが、約15年ぶりにしてみたところ、乗車票そのものは制度として残されていましたが、さすがに様式は硬券から印発券に変わっていたわけで、いつごろから切り替えられていたのか気になるところです。

 

この記事は菅沼天虎様のブログ、「菅沼天虎の紙屑談義」2012年1月2日エントリーの「JR東海東京駅発行 乗車票 常備軟券」にトラックバックさせていただきました。

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