北鎌倉駅発行 「江ノ電」連絡乗車券

昭和60年5月に北鎌倉駅で発行された、鎌倉接続の江ノ島電鉄130円区間ゆき乗車券です。


 


   



東京印刷場調製の桃色国鉄地紋のB型券で、当時首都圏各駅で発売されていた硬券の連絡乗車券としてはスタンダードな金額式券です。



江ノ島電鉄は通称「江ノ電」と呼ばれて親しまれていますが、御紹介の連絡乗車券の表記が「江ノ電線」となっており、少々抵抗を感じます。


というのは、他社ゆきの券の例を見ますと、小田急線・京王線・京成線・西武線・京急線・東急線…等と表記されており、愛称で表記されている例はありません。



本来であれば「江ノ島電鉄線」もしくは「江ノ島線」とすべきなのでしょうが、前者は文字数が長すぎですし、後者は小田急電鉄江ノ島線と混同する恐れがあるからでしょうか、敢えて誤解を招く小難しい表記とせず、一般旅客が分かりやすい「江ノ電」という表記にされているものと思われます。それだけ「江ノ電」という愛称が一般的なコトバになっているということなのでしょう。

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