甲府駅発行 国分寺・中野間ゆき片道乗車券

昭和58年3月に甲府駅で発行された、国分寺・中野間ゆきの片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。これも1500円運賃券として発掘されたものです。


中央東線の長距離乗車券には「三鷹経由」や「中野経由」という経由表記の硬券をよく見かけますが、着駅区間内である三鷹や中野を経由駅として表記できるものではないため、高尾を経由駅としています。

東京山手線内や東京都区内を着駅とするものであれば三鷹や中野を経由駅とすることによって、新宿駅まで中央本線を経由することが明白となりますが、高尾を経由駅としても、途中の八王子から国分寺・中野間までの経路が複数考えられるため経由表記としては、些か特定力が弱いような気がします。
八王子から八高線~青梅線経由でも良いと解釈されないために「豊田経由」、立川から南武線~武蔵野線経由でも良いと解釈されないために「国立経由」として乗車経路を明白にし、「豊田・国立経由」もしくは「中央東線経由」とした方が良かったのかもしれません。

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