神土駅発行 普通入場券

昭和59年7月に足尾線(現・わたらせ渓谷鐵道)神土(ごうど、現・神戸)駅でで発行された普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。


神土駅は群馬県勢多郡東村(現・みどり市)神戸という所在地にある駅で、地名は「神戸(ごうど)」ではありますが、東海道本線と山陽本線の接点駅である兵庫県の神戸(こうべ)駅と混同する恐れがあったために神土駅とされたと言われています。

かつての足尾線は神土以遠の区間の勾配がきつく、当駅から先は機関車の重連運用となっていたため、連結作業等に多くの職員が配置されていました。昭和48年に草木ダム建設によって神土~沢入(そうり)駅間が勾配の緩やかな新線に付け替えられると重連運用は行われなくなりましたが、JR民営化後まで駅員配置駅となっていました。
平成元年のわたらせ渓谷鐵道移管時に無人化され、同時に本来の地名にあわせ、現駅名の神戸駅に改称されています。


現在のわたらせ渓谷鐵道神戸駅は、東武のロマンスカー1720系電車を利用したレストラン清流が併設されている無人駅ですが、草木湖や美術館・日光方面への観光の拠点となっており、休日は観光バスが発着する賑やかな駅になります。

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