JR東日本新橋駅発行 東京都区内から広島市内ゆき片道乗車券

昭和63年7月に、JR東日本新橋駅で発行された、東京都区内から広島市内ゆきの片道乗車券です。


   


青色JRE地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

昭和63年というのは国鉄が民営化されてから1年3か月ちょっと経った頃で、首都圏で発行された長距離硬券としては中期の部類に入ります。当時、山手線内の駅で硬券の長距離券を設備していた駅としては新橋駅が最も設備口座数が多く、比較的常備券を入手しやすかったことから、乗車券は敢えて新橋駅で購入するようにしておりました。

新橋駅の「〇A」窓口にはマルスや印発機などの端末は無く、この券のように需要の多い区間は硬券による常備口座がありましたが、需要の少ない区間については補充券による発券が行われていました。


民営化当初の様式では経由欄を「新幹線経由」と表記しておりましたが、改札などの現場でとっさに判別しづらいという理由から、すぐに「新幹線経由」とアンダーラインを引くようになり、アンダーラインのない旧券については、赤線でアンダーラインを引いて発売していました。

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