西武鉄道 武蔵関駅発行40円区間ゆき片道地図式乗車券

昭和39年6月に、西武鉄道新宿線武蔵関駅で発行された、40円区間ゆきの片道乗車券です。


   


緑色せいぶてつどう自社地紋のB型大人専用地図式券で、井口印刷で調製されたものと思われます。

地図式券はすべての着駅が一目でわかるので重宝します。この券は新宿線では高田馬場・西武新宿・東村山・所沢の各駅、西武園線の西武園、拝島線では青梅橋(現・東大和市)、多摩湖線では多摩湖(現・西武遊園地)、国分寺線では小平学園(現在廃駅)・国分寺と広い範囲の着駅となっており、特に、高田馬場・西武新宿・所沢の各駅は需要が多い駅ですので、この口座は比較的売上枚数の多いものであったと推測されます。


   


趣味的にも、駅名が改称されてしまった多摩湖駅や青梅橋駅をはじめとして、今では一橋大学駅(廃駅)と統合されて一つにまとめられてしまって廃駅となってしまった小平学園駅の記載があり、興味の尽きない券です。


   


裏面です。右上にある「〇28」という循環番号がで、発行枚数が多いことが想像できます。


多摩湖駅と青梅橋駅は昭和54年に西武遊園地駅と東大和市駅にそれぞれ改称され、一橋大学駅と小平学園駅は、昭和41年6月に多摩湖線の輸送力増強のために両駅のほぼ中間地点に一橋学園駅として統合のうえ開業しています。

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