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京浜急行電鉄 京浜鶴見駅発行 八丁畷接続国鉄線120円区間ゆき連絡片道乗車券

昭和62年5月、京浜急行電鉄京浜鶴見(現・京急鶴見)駅で発行された、八丁畷駅接続の国鉄線120円区間ゆき片道連絡乗車券です。


   


橙色PJRてつどう地紋のA型大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。
同区間は乗継割引が適用されている区間のため、運賃の前に四角で囲まれた「割引」の表記がある券で、当時の国鉄や他社でも採用されていましたが、A型券となっています。


京浜鶴見駅は国鉄(当時は鐵道省)の鶴見駅と少し離れており、京浜急行電鉄の前身である京浜電鉄は「本家」鶴見駅と区別するために頭に社名である「京浜」の文字を冠して京浜鶴見駅として開業していますが、この券が発行された半月後の昭和62年6月に京浜鶴見駅に改称されています。

八丁畷駅で乗り換える南武(支)線は昭和62年4月の国鉄民営化によってJR東日本に継承されていますが、この券は国鉄時代に設備されたと思われ、民営化後となっても「国鉄線」のまま継続して発売されていた残券になります。


   


裏面です。
いつごろから設備されていたかが不明ですが、同区間は券売機で発売されるものが殆どで、当時の出札窓口では硬券も日常的に発売されていたものの、券番0087はさほど需要があったとは言えません。

恐らく、昭和62年4月の民営化の際、2か月後に迫る駅名改称を見据え、「国鉄線」表記のまま、残券が引きつづき発売されていたものと思われます。

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