水間鉄道 貝塚駅発行 四区まで往復乗車券

前回エントリーで水間鉄道水間(現・水間観音)駅で戴いた一区ゆきの片道乗車券の廃札券を御紹介いたしましたが、同時に往復乗車券も戴いておりましたので御紹介いたしましょう。


   


貝塚駅で発行された、四区までの往復乗車券の廃札券です。B型青色自社地紋の大人・小児用券で、やはり南海電鉄のものと同じ印刷場で調製されたものと思われます。


前回エントリーでも申しあげましたが、同社では当時、乗車券の表記を着駅や運賃ではなく「区」で表記しており、これは往復乗車券にも適用されていました。従いまして、往路用券は発駅である貝塚から四区までとなっており、復路用券については四区から貝塚までという表記になっています。

また、片道乗車券でもそうでしたが、同社には着駅を区で表すときは「ゆき」や「まで」の語句は付けないようで、往路用券は「四区」だけの表記となっており、復路用券に至っても発駅に「から」の語句を使用せずに「四区」だけの表記となっている特徴的な券となっています。


さらに、同社独自のルールかと思いますが、往復乗車券でも有効期間は発売当日限りとなっており、「通用当日限り」の文言が見られます。

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