水間鉄道 一区ゆき片道車内乗車券

昭和60年8月に同社を訪問した際、水間(現・水間観音)駅で普通入場券を購入した際に廃札券を戴いたことを御紹介いたしました。当時の列車は今のようなワンマン運転ではなく車掌が乗務しており、車内にて運賃の精算も可能でした。


   


昭和60年8月に、実際に購入している乗車券とは別に収集用として購入した車内乗車券です。黄色水間鉄道自社地紋の千切り式軟券で、発行の際には発行日の他に発駅のみ概算鋏で穿孔します。

発行日については日付のみの表示となりますが、一の位の1~9については「一」から「九」の漢数字が使用され、十の位については「十」「廿(にじゅう)」「卅(そう)」という文字が使用されていて特徴的です。また、漢数字のみで表記しますので、一の位の「0(ゼロ)」はありません。


真ん中にに太く赤の「」という影文字がありますが、これが「一区」を表すもので、この券には「一区」と漢字での表記はされておりません。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )