東京2020 開会式 東京駅発行 オリンピック特殊往復乗車券

2020年7月24日20時(午後8時)は、本来であれば東京オリンピック「東京2020」の開会式が開催日であったわけで、世界中から東京にたくさんのお客様が来日され、新装となった国立競技場では華やかな開会式が行われているはずでしたが、新型コロナウイルスにより、開催が1年延期となり、東京オリンピック「東京2020」の開会式は、1年後の2021年7月23日(金)に延期となりました。

新型コロナウイルスはまだ収束から程遠いですが、少しでも早い収束を願うところです。


   

以前御紹介したと思いますが、東京2020の開会式であった本日に因み、前回の東京オリンピックの開会式であった1964(昭和39)年10月10日に東京駅で発行された、オリンピック特殊往復乗車券を御紹介致しましょう。

青色こくてつ地紋のA型大人・小児用往復券で、東京印刷場で調製されたものです。
券面には赤い影文字でオリンピックの五輪が描かれているもので、往路用と復路用を切り離さない特殊往復券様式になっています。

発行駅である東京駅で乗車し、下車駅は会場付近の駅である信濃町・千駄ヶ谷・代々木の各駅となります。


   

裏面です。
ゆき(往路)は下車駅である信濃町・千駄ヶ谷・代々木の各駅でのみ下車することができ、その他の駅では下車禁止となっています。
また、帰り(復路)は信濃町駅・千駄ヶ谷駅・代々木駅のいづれかの駅から乗車可能ですが、発駅である東京駅以外で下車した際は前途無効になります。

往路の着駅では混雑した駅での改札業務の煩雑さを避けるためと思われますが、往路片の回収はしないで呈示するのみの方式が採られており、往路片と復路片を切り離す様式になっていません。

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