帝都高速度交通営団 虎ノ門から90円区間ゆき 片道乗車券

前回エントリーで、帝都高速度交通営団(営団地下鉄。現・東京メトロ)虎ノ門から40円区間ゆきの硬券式片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は券売機で発売された軟券を御紹介いたしましょう。


   

1976(昭和51)年6月に、銀座線虎ノ門駅で発行された、90円区間ゆきの片道乗車券です。
若草色営団地下鉄自社地紋のA型金額式券で、スミインク式の多能式券売機で発売されたものです。

前回エントリーの中では、昭和40年代の券売機は出札窓口の補完的要素があることを申し上げましたが、御紹介の昭和50年代になりますと、券売機の機能は今までの1口座しか発売できなかった単能式機から、複数の口座を発売することのできる多能式機の時代になり、券売機が出札業務の主流となり、窓口については混雑時のみ開く補完的な駅や、窓口は全く廃止してすべてを券売機に移行した駅が殆どになり、乗車券は券売機で購入することが当たり前の時代になっていました。

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