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播淡聨絡汽船 岩屋港発行 明石接続JR西日本640円区間ゆき片道連絡乗車券

1992(平成4)年10月に播淡聨絡汽船(播淡汽船)岩屋港で発行された、明石港(駅)接続、JR西日本640円区間ゆきの片道連絡乗車券です。


   

桃色の播淡汽船自社地紋なのでしょうか、B型金額式の大人・小児用券になっています。

播淡汽船は淡路島の岩屋と明石港を結ぶ連絡船で、通称「播淡汽船(ばんたんきせん)」と呼ばれますが、正式には播淡聨絡汽船といいました。
明石海峡大橋が完成する前の明石海峡には橋はなく、淡路島へ行く手段は船しかありませんでした。
当時淡路島へは、明石・須磨・神戸・西宮・大阪・深日からフェリーや客船が出ており、播淡汽船はその中の一航路であり、年末年始や大型連休、お盆,、海水浴シーズンともなると何時間もの乗船待ちができるほどの需要があったようです。
ところが、2001(平成12)年に明石海峡大橋が完成すると、旅客は橋を渡る便利な路線バスに移行してしまったために激減し、もう一社の平行して運航されていた淡路連絡汽船と合併して明淡高速船に社名変更されます。
しかしながら、その後の2006(平成18)年に航路を淡路ジェノバラインに引継いで明淡高速船の航路は廃止され、会社清算によって消滅してしまっています。

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